『GLORY 13』アーツ、ボンヤスキーともに引退試合飾れず

 立ち技格闘技の『GLORY 13 TOKYO』が21日、東京・有明コロシアムで開催され、ピーター・アーツとレミー・ボンヤスキーが引退試合を行った。

 アーツは1994、1995、1998年、ボンヤスキーは2003、2004、2008年に『K-1GP』を制覇。長くK-1を支えてきた。

 アンディ・フグ、マイク・ベルナルド、アーネスト・ホースト、佐竹雅昭…といった初期のK-1を支えた選手たちが次々とリングを去る中、アーツは43歳、ボンヤスキーは37歳の今年までリングで戦い続けた。

 引退試合といってもエキシビション的な要素は全くない、通常の試合。

 アーツは「GLORY世界ヘビー級トーナメント2013」の王者であるリコ・ベホーベンと対戦した。

 アーツは1R開始早々にワンツーでベホーベンをぐらつかせ、パンチからローキックのコンビネーションを見せるなど果敢に攻める。しかし態勢を立て直したべホーベンは強烈なローキックでアーツの動きを止め、追い込んでいく。アーツはローキックでスリップ気味にダウン。ダウンと取られてもおかしくないほどのダメージを受ける。それでも随所で得意のハイキックを放つなど勝利への執念を見せたが、現役王者の非情な攻撃にダメージは蓄積されるばかり。最終ラウンドもなりふり構わぬ攻撃を見せたが、べホーベンの牙城は崩せなかった。

 3R終了のゴングと同時に両手を上げる両者。勝負は判定となったが、2-1でベホーベンが勝利を収めた。しかし会場からは勝敗を超え、2人に大きな称賛の拍手が送られた。

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 ボンヤスキーはアンデウソン・シウバと対戦。2人は昨年10月に対戦し、ボンヤスキーが判定で勝利を収めている。シウバにとってはリベンジの最後のチャンス。

 1Rから全盛期と遜色のない切れ味のパンチ、キックを見せるボンヤスキーにシウバは回転の早いパンチで応戦。2R以降もワンツーからのローキックというおなじみのコンビネーションに、ミドルキックを多用しシウバを仕留めんとするが、シウバの手数と時折放つ重い左フックに右アッパーが徐々にボンヤスキーのスタミナを奪っていく。3Rともどちらが取ってもおかしくないような際どい攻防が続いたが、試合は3-0の判定でシウバが勝利を収めた。

 アーツとボンヤスキーは試合後揃って引退式を行い、テンカウントゴングを聞いた。

 この日は『ウェルター級 WORLD CHAMPIONSHIP TOURNAMENT』が行われ、決勝でジョセフ・バルテリーニを3R KOで破ったニキー・ホルツケンがトーナメントを制した。