IOCプロジェクトレビューで舛添都知事が3か国語で挨拶

 2020年東京オリンピック・パラリンピックの「第1回IOCプロジェクトレビュー」が2~4日の日程で開催されている。
 プロジェクトレビューとはIOCとTOKYO 2020が準備の進捗状況を確認する事務レベルの折衝。IOCのジョン・コーツ調整委員長をはじめとした事務局幹部らが2日来日した。
 コーツ氏らは来日早々、組織委から競技会場の計画について説明を受け、メーンスタジアムとなる国立競技場など1964年東京五輪の会場が集まる「ヘリテッジ(遺産)ゾーン」を視察した。
 3日には組織委員会の森喜朗会長、舛添要一東京都知事らと会合が持たれた。冒頭でコーツ氏が「IOCとしては皆さまが迅速に組織委員会を立ち上げたことを感謝している。これだけ素晴らしい知見を持った方々を組織委員会、理事会に招致されたことをお祝い申し上げたい。さらに若いアスリートや女性を理事に登用したことは素晴らしいこと」と挨拶した。
 森氏は「スポーツ界、東京都、政府が一丸となって引き続き大会成功に向けて尽力していきます」と改めて語った。
 そして舛添氏はフランス語、英語、そして日本語で挨拶。
「オリンピック・パラリンピックの成功を通して、都市として大きな発展を遂げたロンドンのように、東京も2020年の大会を起爆剤として世界一の都市となるように大きな変革、都市の大改造を行っていきたい」と意気込みを語った。