強化試合で内田、香川、柿谷がゴール決める

 サッカー日本代表はワールドカップ(W杯)ブラジル大会に向け、27日に埼玉スタジアムでキプロス代表と対戦。1−0で壮行試合を飾った。


 日本は直前までの国内合宿の疲労があり、前半はやや動きが悪かったが前半43分、ゴール前の混戦から詰めたDF内田篤人(シャルケ)がこぼれ球を決め先制。2月のリーグ戦でケガをして以来の実戦だったが、順調な回復ぶりを見せた。日本は後半開始から長谷部誠(ニュルンベルク)、後半13分に大久保嘉人(川崎)がピッチに入ると動きが一変。追加点こそあげられなかったが、何度もチャンスを作り出した。


 日本代表は29日に事前合宿地の米フロリダ州タンパに移動。2日にはコスタリカ代表と強化試合を行い3−1で逆転勝ちした。日本は前半31分に先制点を奪われたが、後半15分に遠藤保仁(G大阪)の得点で追い付き、35分に香川真司(マンチェスター・ユナイテッド)が決めて勝ち越し、終了間際に柿谷曜一朗(C大阪)が追加点を挙げた。


 ザッケローニ監督は「前半からボールを動かした結果、相手(の運動量)が落ちた」と前半終了後に下げた大久保、青山らの働きも認め、「アイデンティティーを貫くのはすごく大切。力のある国に1点取られても仕方がないというメンタリティーで臨むことも必要」と、攻撃的姿勢を終始失わなかった選手たちを高く評価した。しかし翌日には「チャンスが多かったのに決めきれず、ミス絡みで失点した。W杯では命取りになる。マークをしっかりしよう」と浮き彫りとなった課題も指摘した。


 今シーズンは監督が代わったこともあって出場機会に恵まれず、リーグ戦では無得点に終わった香川と、Jリーグで1得点といまいち調子に乗り切れていない柿谷がゴールを決めたのはチームにとっては朗報。しかしこの2試合を通じて、エース本田の調子が上がってこないのは気がかり。15日のコートジボワール戦まで残された時間は少ない。