今日も食べ過ぎ東京グルメ探偵 鉄板ホルモン ほおらず(新宿)

おいしいものがあると聞けば、調査に行かずにはいられない「東京グルメ探偵」。メタボを気にしつつも食べ過ぎてしまうのがたまにキズ。さて、今日のタレコミは…?

 探偵の大好物、ホルモンのお店が新宿駅のすぐそばにできたと聞きつけ、雨ニモマケズ、早速調査に向かった。

 場所は東口を出て歩くこと3分ほど。ほとんど駅前と言っていい所にあるビルの5階にあった。エレベーターで上がり、扉が開くと店内はピッカピカ。ホルモン屋といえば、脂ギトギトで、黒くくすんだイメージだが、オープンしたばかりで、煙を吸い込むダクトもキラキラ。んー、気持ちいい。清潔感あふれ、気持ちよく食事が楽しめそう。これ、結構大事っす。

 まずは、お店のメインメニュー鉄板ホルモンをオーダー。豚のトンチャンや牛のコプチャン、なんこつやレバーなどの盛り合わせを、ネギ塩ダレか濃厚黒ダレの2種類の味つけから選ぶ。注文は2人前からなので、好きな1種類を2人前でもいいし、1人前ずつでもいいとのこと。これは両方味わいたいので、それぞれ1人前ずつオーダー。正方形の鉄板は、斜めにセッティングされ、脂が落ちるほうには小さな穴が。そこから余分な脂や水分が出るサムギョプサル方式。そこへもやしと玉ねぎを乗せ、ネギ塩ダレのホルモンを投入。もう、見た目でいろんな部位が入っているのが分かる。味、食感、匂いが全然違うホルモンは、臭みもまったくなく、プリプリ、サクサクの噛みごたえで新鮮だっていうのがすぐ分かる。また味つけも絶妙。ネギ塩ダレと聞いて、ちょっとしょっぱい感じをイメージしたのだが、ちょうどいいあんばい。お通しのモツ煮込みも上品な薄味だったし、漬け込み過ぎてないから素材のホルモンの味が楽しめる。次の濃厚黒ダレもそう。甘辛味噌と醤油ベースのタレは一見真っ黒でしょっぱそうなのだが、ホルモンにちょうどいい具合の旨みをプラスしてくれるぐらいで、本当にいい味なのだ。もう、ホルモンをホルモンのままでホルモンらしく堪能できる。ちなみに、もやしと玉ねぎはおかわり自由なので、野菜もたくさん取れるのもイイね! そのホルモンを少し残し、締めにうどんを頼む。極太でムッチムチのうどんとホルモンのエキスが溶け出したタレ、それに卵が交わると、世界で一番うまい焼きうどんの完成や! お腹いっぱいでもつるつる食べられるね。全品500円のサイドメニューも和風から洋風まで、その味を生かした調理法が素晴らしいひと皿になっている。店名の「ほおらず」は、ホルモンの語源とされる「ほおるもん」の反対で「捨てない」の意味。すべての部位を捨てることなく、味わおうということだとか。牛、豚、鶏すべての肉に感謝を捧げたくなる店に認定!

1.「牛アキレスポン酢」(500円)2.「ハツのアヒージョ」(500円)3.「ホルモンミックスのフリット」(500円)4.「焼きうどん 卵付き」(1玉 500円)

鉄板ホルモン「ほおらず」
【住所】新宿区新宿3-36-15 新宿内野ビル5F【TEL】03-6273-1735【営業時間】16時〜24時(L.O.23時)【定休日】無休【URL】www.iloveyakiniku.com