今日も食べ過ぎ東京グルメ探偵 スパニッシュダイニング Rico(新宿)

おいしいものがあると聞けば、調査に行かずにはいられない「東京グルメ探偵」。メタボを気にしつつも食べ過ぎてしまうのがたまにキズ。さて、今日のタレコミは…?

 生ハムでしょ、オーブン料理でしょ、煮込み料理でしょ…。“イベリコ豚の料理にまずいものなし!”(←名言 by 探偵)ということで、イベリコ豚のメニューが充実しているスパニッシュダイニングへダッシュ!

 ブヒブヒと鼻息も荒くやってきたのが、西新宿の「Rico(リコ)」。エントランスを入ると石畳の道が続くおしゃれな雰囲気にすっかりハイテンションの探偵。ビールでグビっと喉を潤したあとはお手並み拝見とばかりに「100%純血種ハモンイベリコ」をいただく。これは両親ともにイベリコ豚の生ハム。有名スペイン料理店でもほとんど食べることができない一品だ。口に入れたとたん良質な脂が広がり、ほんのりとした甘みが。そのあとから、木の実やナッツの味が追いかけてくる。さすがどんぐりを追いかけて食べているイベちゃんや!

 しょっぱさと甘さ、そしてなにより脂のうまさが絶妙。間違いなく探偵の生涯ナンバーワンの生ハムである。続いてタパス(小皿料理)から「イベリコ豚の脂で炒めた枝豆」をチョイス。カリカリに炒められたイベリコ豚と枝豆を1:5の配合で口の中へ。ほどよい塩気、脂身の旨みのバランスが素晴らしく、枝豆の味が損なわれないどころかグッと引き立ち、旨し!

 お次はマドリッドの伝統料理「コシード」これは、イベリコ豚のバラ肉、タン、チョリソ、牛肉のバラ肉、骨付き鶏もも肉と数種類の野菜、ひよこ豆を3日間じっくりと煮込んだもの。ポットに入ったスープをまず皿に注ぎ、スペインの極細パスタと一緒に食べる。それだけいろいろなものが入っているのだから、このスープがどれだけ複雑かつ濃厚か分かるであろう。その後、ポットから取り出した肉や野菜を取り出して食べるのだが、じっくり煮込まれているので肉はホロホロと柔らかく、野菜にはいいスープが染み込み、こりゃたまらん!

 スープ、料理ともに旨みしかないなんて、イッツミラクル! そうこうしていると最初にオーダーしておいた「イベリコ豚バラ肉の塩窯焼き」が登場! じっくりと約50分蒸し焼きにされた肉は脂が落ちていないので、とってもジューシー。なのに、脂身も全然クドクない! むしろあっさりしている。塩気もグンバツのバランスで、めちゃくちゃ美味しい。イベリコ豚のすべてがまるっと堪能できる店に認定!

スパニッシュダイニング Rico(リコ)
【住所】新宿区西新宿2-1-1 新宿三井ビルディング【TEL】03-3347-2305【営業時間】平日・土曜11時30分〜23時(L.O.22時)日・祝11時30分〜22時(L.O.21時)【URL】www.rico.tokyo