村上虹郎が最新主演作で高校生役「葛藤の日々だった」 

 俳優の村上虹郎が主演する映画『忘れないと誓ったぼくがいた』(堀江慶監督、28日公開)の試写会が17日、都内で行われ、村上と堀江監督が舞台挨拶に立った。

 同作では受験を控えた高校生を演じた。「普通を演じるのが苦手なんです。育った環境もあるのかもしれないですが、日本で男子高校生として育ったことがないんです。(物語の)忘れるとか忘れないとかが難しくて、葛藤の日々でした」と、撮影を振り返った。

 当日は村上の誕生日。共演の池端レイナが虹色の花束を持ってお祝いに駆け付け、虹をモチーフにした大きなケーキも登場。さらに堀江監督は大切に使っていたという8ミリカメラをプレゼントした。村上は「いいんですか? ジャンク(使えない品)じゃないですよね?」と彼らしい反応で大喜びしていた。

 映画は、日本ファンタジーノベル大賞受賞作家の平山瑞穂による同名の小説が原作。会った数時間後には会った人の記憶から消えていってしまう少女と、自分だけは彼女を忘れてしまうことに抗おうとする彼女に恋する平凡な男の子を軸にしたファンタジックなストーリー。ヒロインに、早見あかり。