今日も食べ過ぎ東京グルメ探偵 金蔦 KINTSUTA 六本木(六本木)

おいしいものがあると聞けば、調査に行かずにはいられない「東京グルメ探偵」。メタボを気にしつつも食べ過ぎてしまうのがたまにキズ。さて、今日のタレコミは…?

 噂に聞いていた博多の名店「博多炊き肉鍋レストラン金蔦」が東京に初上陸との情報をゲット! 聞くところによると初ののれん分けだそう。これは行かねばグルメ探偵の名が廃る。早速六本木に出動だ!

 場所はあの東京ミッドタウンのすぐそば。店内は落ち着いた雰囲気で、席もゆったりしているので、とってもくつろげそう。ここはお店の看板メニューである「博多炊き肉鍋」のコースを注文だ。「鹿児島黒豚」(4600円)、希少黒毛和牛三角(7200円)のコースもあるが、ここは牛と豚が両方味わえる「特選黒毛和牛(九州)×鹿児島黒豚」(5900円)で。ちなみに、コースはすべて炊き肉鍋のほか季菜、生彩八寸、向付け、炊き肉鍋、御食事、甘味、矢部和紅茶という流れ。ビールをグビグビ飲んでいるとお通しの季菜に続き、見た目がビューリホーな生彩八寸が登場。この日は蛍いか、筍焼き浸し、手綱寿司、酢取り茗荷、山吹き 菜の花、山菜 土佐梅、天豆 乾路の7種類。ひとつひとつに丁寧な仕事が施されている。なんでも料理を担当しているのが、ニューヨークの高級日本食レストラン「kyo ya」で研さんを積んだ盛山さんっていう方なんですって。ニューヨークっすよ。そりゃ、こんな料理出されたら全米も泣きますわ。そのあとは上品なお椀のすり流しなどをいただき、いよいよ鍋が登場!

 いやー、噂通りっつーか、噂以上のインパクト。ドーナツ状の鍋は一見しゃぶしゃべ鍋に似ているが、それとは反対に、真ん中の穴にテールスープが入っており、その周りにキャベツ、ネギなどの野菜とともに、肉がドーンと盛り付けられている。それを少しずつ落下させ、しゃぶしゃぶのようにいただくというわけ。肉がいいから、あまり煮込まない程度にすくい上げると、まずはそのまま。昆布出汁と違い、テールスープなので、肉の味の濃厚さがさらに引き出され、そのままでもめちゃうまし!

 さらに、用意されたトマトベースに白ワインビネガーなどが入った酸味のあるタレと、牛テールの塩ダレにつけると全く違う味に変化し、これもうまし! また3年熟成の梅みそ(青唐辛子と赤唐辛子)、かぼす果汁などの薬味的なものを入れるとタレの味のバリエーションが無限に広がり、永遠に食べ続けられそう。博多の名店の味が東京にいながらして満喫できる店に認定!

写真左より「生彩八寸」(上記コースに含まれる)「馬鈴薯のすり流しムース仕立て」(同上)
金蔦 KINTSUTA 六本木
【住所】港区六本木4-12-11 竹岡ビルB1【TEL】03-6804-5070【営業時間】日〜木 17時30分〜23時、金・祝前日17時30分〜26時【定休日】無休