進むリゾート化で若い世代にも人気急上昇中!【癒しと出会いのカンボジア】

 世界遺産の巨大遺跡群など、豊かな歴史文化に引かれ、世界中から多くの人が訪れるカンボジア。90年代まで続いていた内戦が収束して以降は、すっかり観光地化。現在はリゾート化も進んでおり、最新リゾートとしても注目を集めている。遺跡+リゾートという2つの側面を持ったカンボジアの新たな楽しみ方を紹介!

写真左・アンコール・トム遺跡のバイヨン寺院。美しい微笑みを浮かべる巨大な仏の頭部の像が特徴的。1. 断崖上にあるため通称“天空の遺跡”と呼ばれるプレアヴィヒア寺院。 2.ジャングルの中にあるベンメリア遺跡。神秘的な光景が『天空の城ラピュタ』のよう、といわれている。 3.小規模ながら美しい姿を残しているコーケー遺跡。シェムリアップから2~3時間かかるのでベンメリアと組み合わせたツアーがおすすめ。 4.アンコール・トムの東側、巨大な樹木が遺跡と一体化してしまっている光景がドラマティックなタ・プローム寺院

アンコール遺跡で悠久の時に触れる

2大&周辺遺跡をまるごと楽しむ

 カンボジアを訪れる人の多くが目指す場所、それがおよそ9~15世紀に栄えた王朝・王国によって作られたアンコール遺跡群。広大なエリアに約60もの遺跡が点在しており、中でも有名なものがアンコール・ワットとアンコール・トムだ。アンコール・ワットは約1.5km四方に広がる世界最大級の石造寺院。アンコール・トムは12~13世紀にかけて築かれた都。その中央部には見事なレリーフや四面仏の塔で知られるバイヨン寺院がある。

 もちろんこの2大遺跡を見逃すわけにはいかないが、ワットとトム以外の遺跡へもぜひ足を延ばしてほしい。“天空の遺跡”と話題のプレアヴィヒア寺院など、遺跡はいずれも個性的。それぞれまったく違う情景と出会うことができる。また遺跡は今も崩壊が進んでおり、多くの遺跡を巡ることで、さまざまな現状を知ることができるはず。

 チケットは各遺跡ごとではなく、チケットセンターで、各遺跡群を巡ることができる遺跡入場券を販売している(1日券20ドル、3日券40ドル、7日券60ドル)。

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