【シュートボクシング】11・11S-cup MIO&Union試合直前インタビュー

cSHOOT BOXING

Union朱里選手インタビュー

――MIO選手と4度目の対戦が決定しました。
「やった!と思いましたね」

――前回7月の試合では延長戦の末に僅差の判定で敗れてしまいましたが、そこからまたすぐにでも対戦したいと思っていたのでしょうか?
「そうですね。ですが、前回の試合のことは覚えてないんです。試合中にいい攻撃をもらって全く試合のことを憶えていないのでやった気がしていません(笑)」

――えっ? そうなんですか? 何ラウンドからの記憶がないんでしょう?
「大会当日の朝の記憶からないです(笑)。言われて思い出します。トーナメント一回戦で
台湾のYURI選手をKOしたことも覚えてないんです」

――今までの試合でもそういうことは?
「ないです。どの攻撃をもらって記憶が飛んだのかもわかりません」

――MIO選手との試合映像を見てどういう感想を持ちましたか?
「本戦で自分が勝ったという人がいたのですが、倒し切れなかった自分に問題があると思います。次は倒します」

――実力差は感じなかったですか?
「2年前にやったときほどは感じなかったです。そんなに差はないなと。今はパンチの出入りの練習をしているので、それがしっかりはまれば相手は倒れるんじゃないかなと思います」

――SB初代ミニマム級のベルトが懸かっていることに関してはどう思いますか。
「申し訳ないのですが、そこはそんなに執着はないです。ベルトよりもMIOちゃんに勝ちたい気持ちの方が強いです」

――7月のGirls S-cupの前日会見の時には「(MIOの)引き立て役になるつもりはないので空気を読まずに優勝したいと思います」とトーナメント優勝候補扱いのMIO選手に対して噛みついてましたよね。
「主催者のそういう扱いは面白くない上に、MIOちゃんの試合自体も面白くないですからね。アハハハ! 自分の方が面白い試合をするので、48㎏級の主役にはなれないと思います」

――12月には香港での試合が早くも決まったそうですね。そのことについて10月24日の記者会見でMIO選手は「Union朱里選手が3回も負けているのに私との試合後に12月にも試合が決まったとツイッターで書いてました。その時点で、もう勝ったと思いました」とコメントしてます。
「12月の試合の方が先に決まったんです(笑)。でも、MIO選手との試合が決まったからには、12月の試合がなくなってもいいぐらいに挑みますが、両試合とも勝っていい正月を迎えたいですね」

――MIO選手は「私とやりたいと二度と言わせないようにしたい」と言われてます。
「私も同じことを思ってました(笑)」

――同じ選手と4度対戦するというのはどういう心境ですか?
「向こうは3度勝っているから何でやならきゃいけないの?と思うかもしれませんが、こっちは負けているので特に嫌な思いはないですね」

――MIO選手はやりやすい相手? それともやりにくい相手?
「私も向こうも同じ条件なのでそこはあんまり気にしたことないです」

――MIO選手はバックドロップで投げまくりたいとも言われてました。
「無理だと思います。私は投げにあまり執着ないので打撃で勝負します」

――ここ数戦の朱里選手の試合を見て思ったのですが、急激に力が伸びましたよね?
「自分でも正直それを感じてます(笑)。まだ伸びると思いますよ。うちのジムには同じ階級の女子選手が多く、一緒に練習できていることで強くなっているのかもしれません。あと組みの練習が増えたのでそこで自信が付きました。今までは首相撲が苦手でしたが、色んな人に教えてもらって何となくわかってきました」

――今回勝って来年はどういう一年にしたいですか?
「他団体の48㎏級のチャンピオンともやりたいですし、51㎏級でも試合をやれるのでそこでもネームバリューのある強い選手とやりたいです。シュートボクシングの女子軽量級は私が引っ張っていきます」

〈主催のシュートボクシング協会より〉

<<< 1 2