ZST旗揚げ記念大会で柏﨑が元GRACHAN王者・手塚にプロ初黒星

時折迎えたピンチも勢いで圧倒した平(左)(撮影・蔦野裕)

 セミファイナルで行われた「第二代ライト級王者決定トーナメント決勝戦」は平信一が藤巻優を2R4分58秒、レフェリーストップによるTKOで破り、王座に就いた。

 平は1R開始のゴングと同時に飛びヒザで突っ込むなど、とにかく前へ前へと攻め込んでいく。藤巻はその攻めを冷静に受け止めグラウンドに持ち込むとチョークスリーパーを決めるが、平はなんとかしのぎスタンドに戻すとまたタックルで突進しテイクダウンに成功。下からヒールを取られかかるが、その勢いは衰えない。

 2Rもタックルで突進する平。藤巻は冷静に対処し逆にテイクダウンを奪うが、平は下から体勢を入れ替え、バックからサイドをキープ。藤巻の左腕を足で殺した状態でパウンドを連打。藤巻の動きが止まったところでレフェリーが試合を止めた。