『西郷どん』出演中の瑛太「吉之助さんに冷静になれと言いたい」

中間管理職的な立場で……ストレス!

 NHK大河ドラマ『西郷どん』に出演中の瑛太が25日、東京藝術大学大学美術館でスタートする特別展「西郷どん」(会期:5月26日~7月16日)の会場を訪れ、取材に応じた。

『西郷どん』で大久保正助(のちの利通)を演じる。現在、京都編の撮影が始まっているそうで、大久保は「西郷吉之助と島津久光の間に挟まれて、ものすごく中間管理職的な立場」と少し疲れた表情。「吉之助さんを止めなければいけないし久光に対してはどんどん進言していかなきゃいけない。正直ものすごくストレスがかかってきている。とにかく吉之助さんに対して、もう少し冷静に物事を進めていかないかと言いたいのですが……。また止めている! またこの人間をとめなければいけないというところで白髪が増えました」

 京都編では「坂本龍馬や勝海舟、桂小五郎など、面白いキャラクターが出てくる」と、見どころを語る。

「現場の空気も変わってきています。(吉之助役の鈴木)亮平くんも『これはどんどん面白いことになってきたぞ』と。リハーサル室に小栗旬が入ってきた瞬間の雰囲気を『すげえグラサンかけてきたんだぜ、俺は坂本龍馬だって雰囲気を思い切りプンプン出してきたぜ』と僕にそっと教えてくれました」との暴露し、笑わせた。

音声ガイドプログラムでは瑛太による展示品の説明も聞ける

 特別展では、西郷隆盛ゆかりの美術品や歴史資料などを展示。大久保利通の肖像画や愛用の懐中時計なども展示されている。

 いち早く展示を見て回った瑛太は「僕も小物が好きで懐中時計を持っているんですけど、(大久保の懐中時計は)すごくきれい。大切に使っていたんだなと思いました。どこか周りの人間とは俺は違うんだぞと主張している大久保らしさを感じました」と、話した。

「大河ファンの方にはぜひ見ていただいて、実際に起きたことをドラマ化にすることの面白さ、そういったことを想像しながら(特別展を)楽しんでもらえたら」と、PRしていた。