桜庭和志が謎の「満塁ホームラン」予告【7・16 QUINTET.2】

桜庭和志は野球になぞらえチームオーダーを説明

桜庭が「4番バッター」の仕事を語る
 桜庭和志がプロデューサーを務めるグラップリングイベント「QUINTET.2—Grappling Team Survival Match—」(7月16日、東京・大田区総合体育館)の前日会見が7月15日、都内で開催された。

「QUINTET」は日本伝統の試合形式である5vs5の「抜き試合」で行われる大会。

 会見には出場全選手が出席し、各チームのラインアップが発表された。

 1回戦の第1試合はタイにあるアジアが誇るメガジム「TEAM Tiger Muay Thai」と桜庭率いる「TEAM Reebok」、第2試合は今大会の目玉となっているエディ・ブラボー率いる「10th Planet」と石井慧率いる「TEAM VAGABOND」が対戦。勝者同士が決勝で優勝を争う。

なぜか2番バッターの仕事を語るはめとなった所

“2番バッター”の所は「バントではなくヒッティングで」
 TEAM Reebokの副将を務める桜庭は冒頭「4番桜庭、満塁ホームランを打ちます」と挨拶。チームオーダーについて聞かれると「野球の順番を考えてもらえればこういう感じになる。1番から5番までいろいろな役割がある。そういうイメージで作ってみました」と他のチームをけむに巻いた。

 野球では多彩な役割を求められる2番バッターの所は自らの仕事を問われると「ランナーがいてもヒッティングに行ける選手になりたい。バントではなくヒッティングで強気で行きたい」とこちらも桜庭監督の意をくみ取ったコメントでチームワークの良さを垣間見せた。

第1試合で対戦する「TEAM Tiger Muay Thai」(左)と「TEAM Reebok」

スチュワート・クーパー「僕らがチームとしては一番強いのではないか」
 第1試合で「TEAM Reebok」と対戦する「TEAM Tiger Muay Thai」のチームリーダーであるスチュワート・クーパーは「こんな夢のような大会があることをうれしく思う。このQUINTETの試合形式自体もすごく楽しいものになっている。僕らはチームとして何年も一緒に戦っているので、チームとしては一番強いのではないかと思う」と話した。

第2試合で対戦する「TEAM 10th Planet」(左)と「TEAM VAGABOND」

石井慧は「家に帰るまでがQUINTET」
 10th Planetの大将を務めるアダム・サックノフは「桜庭選手という伝説のグラップラーと同じ大会に出られることはすごく光栄。このルールは10th Planetのみんなにぴったり合っているので、うまく戦えると思う」。

 VAGABONDのチームリーダーの石井は「今回は素晴らしいチームで試合ができることをうれしく思う。僕がQUINTETに出場する選手の皆さんに言いたいのは“家に帰るまでがQUINTET”なので、事故の内容に一人一人責任を持って行動していただきたい」と挨拶。1回戦で対戦する10th Planetについて「餅は餅屋ではないが総合的に見て10th Planetが敵の中では一番強いと思う。知っている選手もいるので、対戦することを楽しみにしている」などと話した。

10th Planetの総帥エディ・ブラボーも挨拶

エディ・ブラボーは「この形式が可能だとは思っていなかった」
 試合には出場しないものの10th Planetの総帥エディ・ブラボーも姿を見せ「この形式が可能だとは思っていなかったので、こうして形になっているのを見てうれしく思っている。光栄と興奮の両方の気持ち。最高の対戦相手も揃っているのですごくうれしい。10th Planetが必ず勝つという保証はないが、必ず心をすべて入れて戦うということは保証します」と挨拶した。

【QUINTET.2 1回戦対戦カード】
「TEAM Tiger Muay Thai」
先鋒・クリストフ・ヴァンダイク、次鋒・タレック・スレイマン、中堅・バイキング・ウォン、副将・アレックス・シルド、大将・スチュアート・クーパー
vs
「TEAM Reebok」
先鋒・ユン・ドンシク、次鋒・所英男、中堅・ハイサム・リダ、副将・桜庭和志、大将・中村大介
「TEAM 10th Planet」
先鋒・PJバーチ、次鋒・リッチー・マルティネス、中堅・ジオ・マルティネス、副将・アミール・アラム、大将・アダム・サックノフ
vs
「TEAM VAGABOND」
先鋒・クリシェック・スチョラスキー、次鋒・ジョアオ・アシス、中堅・石井慧、副将・アンドレイ・カズショナク、大将・ミカエル・ドピッツ