紫雷イオ「メイ・ヤング・クラシック 2018」優勝ならず【10・28 WWE】

グラウンドでトニーを締め上げる紫雷イオ(©2018 WWE, Inc. All Rights Reserved.)

WWE初の女子だけのPPV「エボリューション」で決勝戦
 WWEで初めてとなる女子だけのPPV「エボリューション」(現地時間10月28日、ニューヨーク州ユニオンデール/ナッソー・ベテランズ・メモリアル・コロシアム)で「メイ・ヤング・クラシック 2018」の決勝戦が行われた。

 世界12カ国、32名で競われた女子トーナメント決勝では、準決勝でリア・リプリーを破った紫雷イオと里村芽衣子を破ったトニー・ストームが対戦した。

 試合前、イオは「世界に自分の名前を知らせるチャンス」と意気込めば、昨年準決勝で敗れているトニーは「メイ・ヤングで優勝したい。私の夢だから」と語った。

 イオはコーナートップにいたトニーに打点の高いドロップキック、さらに場外へのムーンサルトで追撃すると、トニーもエプロンでヘッドバッドからジャーマンスープレックスを放つなど両者白熱の攻防を展開する。

勝ち名乗りを受けるトニー・ストーム(左)(©2018 WWE, Inc. All Rights Reserved.)

昨年、準決勝敗退のトニー・ストームが悲願の優勝
 イオはトニーのクローズラインからのストロングゼロを辛うじてカウント2で返すと、619から串刺しのランニングニー。さらにトップロープからムーンサルトを繰り出すもトニーがこれをヒザで迎撃。倒れ込んだイオにトニーが再びストロングゼロを見舞い、3カウントを奪って優勝した。

 試合後、イオはツイッターで「トロフィーは獲得できなかったけど、ベストな経験ができた。トニー優勝おめでとう!そしてみんなありがとう」とコメントした。