海人が宣言通り世界トーナメント完全優勝【11・18 SB S-cup】

海人の右ストレートがチョに炸裂(撮影・小林郁人)

1回戦では韓国のチョ・ギョンジェを1RKO
 シュートボクシング(SB)の2年に一度の祭典「SHOOT BOXING S-cup 65kg 世界 TOURANAMENT 2018」(11月18日、東京・両国国技館)で行われた世界トーナメントでSB日本スーパーライト級王者の海人が決勝で UMAを破り優勝した。

 海人は1回戦で韓国のMAX-FC推薦選手であるチョ・ギョンジェと対戦。1R2分16秒、KOで勝利を収めた。

 1R序盤は様子見の2人だったが、海人がいきなり仕掛け右ストレートでダウンを奪う。立ち上がったチェだったが海人の右ストレートで2度目のダウン。トーナメントは2ノックダウン制なことから海人のKO勝ち。海人はほぼノーダメージで1回戦を突破した。

海人の前蹴りが健太を襲う(撮影・小林郁人)

準決勝では難敵・健太を出血TKO
 海人の準決勝の相手は健太。

 2人は昨年行われた「SB日本スーパーライト級王座決定トーナメント」の決勝で対戦。一進一退の攻防を繰り広げ、判定で海人が勝利を収め、王座を獲得した。しかし1人がドローの2-0という際どいものだった。

 海人は1Rから右ローからのパンチの連打、コーナーに詰めての飛びヒザなどアグレッシブに攻め込んでいく。雪辱を期する健太はローで海人の攻撃を止め、終盤にはハイキックからパンチにつなげるなど一歩も引かない展開となる。

 2Rは試合後「タイミングをつかめていなかった」(海人)ということで防御の時間が長かった海人だったが、3Rには一気に攻撃に移行。コーナーに健太を詰めるとパンチ、ヒジにヒザの乱れ打ち。この攻撃で健太は鼻から出血。ドクターチェックが入ると、そのままドクターストップとなり3R、TKOで海人が決勝に進出した。

海人(左)のパンチがUMAをとらえる(撮影・小林郁人)

UMAがドクターストップの鈴木真治に代わり決勝進出
 準決勝のもう1試合は鈴木真治vsUMAで行われ、2-0の判定で鈴木が勝利を収めたのだが、試合後に眼窩底骨折の可能性が高いと診断されドクターストップ。 UMAが決勝で海人と戦うこととなった。

 UMAは元REBELS 65kg級王者であるのだが、今大会はキレのいい投げを多用。1回戦のランボー・ペットポートオーには2度、準決勝の鈴木戦は1Rに投げで先制している。

優勝した海人を称えるシーザー武志会長(撮影・小林郁人)

海人がUMAもローキックで沈める
 UMAはゴング後、グローブを合わせた直後に飛びヒザ。そしてパンチの連打を見せる。さばいた海人だったが、距離が詰まったところで UMAが組みついて首投げ。これは高さが足りなくノーポイントだったが、 UMAは短期決戦で勝利を目指す。

 しかし反撃に出た海人はパンチの連打からヒザ蹴り。そしてローキックを放つとUMAはダウン。鈴木戦でローキックで大きなダメージを受けていたことからセコンドがタオルを投入。海人がTKO勝ちを収めた。

海人(左)とチャムアトーンが握手を交わす(撮影・小林郁人)

試合後、「やり返したい相手」チャムアトーンとがっちり握手
 海人は大会前の「主役宣言」通り、3試合ともKO、TKOで決着。ケガでの欠場選手が相次いだトーナメントをエースが完璧な結果で締めくくった。

 海人は試合後のリングで「今回のトーナメントはいろいろあったんですが、どんな相手が来ても自分が優勝することに変わりはないと言っていたので優勝できてよかった。S-cupのベルトが巻けてうれしいが、まだまだ満足していないのでこのベルトを巻いてもっと広い世界へ行きたい」と今後の飛躍を誓った。

 そして「2人やり返したい相手がいるので来年にもその2人と戦いたい」とアピールする。2人というのはザカリア・ゾウガリーとチャムアトーン・ファイタームエタイのこと。ここでそのうちの一人であるチャムアトーンがリングに上がり、2人はがっちりと握手。一気にこの2人の再戦が現実味を帯びてきた。

SB日本スーパーバンタム級王座決定トーナメント決勝戦は植山が勝利(撮影・小林郁人)
「SHOOT BOXING S-cup 65kg 世界 TOURANAMENT 2018」(11月18日、東京・両国国技館)
◆第12試合 S-cup65kg世界トーナメント決勝戦 エキスパートクラス特別ルール 3分3R無制限延長R ※ヒジあり
◯海人(1分22秒、TKO)UMA●

◆第11試合 SB日本スーパーバンタム級王座決定トーナメント決勝戦 55.0kg契約 エキスパートクラスルール 3分5R無制限延長R
◯植山征紀(龍生塾ファントム道場/同級1位)(3R56秒、TKO)笠原友希(シーザージム/同級2位)●

◆第10試合 63.0kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R無制限延長R
◯西岡蓮太(龍生塾/SB日本ライト級王者)(判定3-0=28-27、28-26、28-26)大月晴明(マスクマンズ/元WPKC世界ムエタイ・ライト級王者)●

◆第9試合 58.0kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R無制限延長R
●笠原弘希(シーザージム/SB日本フェザー級王者)(判定0-3=29-30、29-30、29-30)MOMOTARO(OGUNI-GYM/前WBCムエタイ・インターナショナル・フェザー級王者)◯

◆第8試合 S-cup65kg世界トーナメント準決勝 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長1R ※ヒジあり
◯鈴木真治(判定2-0=29-29、29-28、29-28)UMA●

◆第7試合 S-cup65kg世界トーナメント準決勝 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長1R ※ヒジあり
◯海人(3R42秒、TKO)健太●

◆第6試合 SB日本スーパーウェルター級(70.0kg契約) SBエキスパートクラス特別ルール 3分3R無制限延長R ※ヒジあり
◯北斗拳太郎(ボスジムジャパン/SB日本スーパーウェルター級王者)(判定3-0=30-29、30-28、30-28)宍戸大樹(シーザージム/元SB東洋太平洋ウェルター級王者)

◆第5試合 61.5kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R無制限延長R
◯村田聖明(シーザージム/前SB日本スーパーフェザー級王者)(判定3-0=29-28、30-29、30-29)前口太尊(PHOENIX/元J-NETWORKライト級王者)●

◆第4試合 S-cup65kg世界トーナメント一回戦 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長1R ※ヒジあり
●ランボー・ペットポートオー(タイ/BBTVスーパーライト級王者、ルンピニースタジアムスーパーライト級6位)(判定0-3=28-29、28-29、27-29)UMA(日本/K&K BOXING CLUB/team REBELS/元REBELS 65kg級王者)◯

◆第3試合 S-cup65kg世界トーナメント一回戦 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長1R ※ヒジあり
●アレクセイ・フェドシープ(キルギス/WBKF世界スーパーライト級王者)(1R1分26秒、TKO)鈴木真治(日本/フジマキックムエタイジム/team REBELS/元J-NETスーパーライト級王者)◯

◆第2試合 S-cup65kg世界トーナメント一回戦 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長1R ※ヒジあり
◯健太(日本/E.S.G./WBCムエタイ日本統一ウェルター級王者)(判定3-0=30-29、29-29、29-28)トレント・ギルダム(オーストラリア)●

◆第1試合 S-cup65kg世界トーナメント一回戦 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長1R ※ヒジあり
◯海人(日本代表/TEAM F.O.D/SB日本スーパーライト級王者)(1R2分16秒、KO)チョ・ギョンジェ(韓国代表/MAX-FC推薦選手)●

◆オープニングファイト2 フェザー級(57.5kg) エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
●手塚翔太(GONG-GYM坂戸/SB日本フェザー級3位)(判定0-3=28-30、27-30、27-30)魁斗(立志會館/SB日本フェザー級5位)〇

◆オープニングファイト1 58.0kg契約 セミプロマッチルール 2分3R延長1R
〇山田虎矢太(シーザージム/全日本アマチュアSB -50kg級王者)(2R1分18秒、TKO)横田凛太郎(ストライキングジムAres)●