【下北沢で観劇始め!!】はえぎわ『桜のその薗〜ミワクの鳥が踊る町の山の川の果ての鈴鳴る滝で一人龍を征す』

 ノゾエ征爾率いる劇団はえぎわが今年、結成20周年を迎える。

 はえぎわの本公演は2016年の8月以来。この間、ノゾエは多くの外部公演で作・演出を務めた。中でも2016年12月の彩の国さいたま芸術劇場『1万人のゴールド・シアター2016』ではもともと脚本を担当していたものの、演出を務める予定だった蜷川幸雄氏が本番を前に逝去したことから自ら志願する形で演出も担当。演劇人として大きな成長を促す出来事となった。その後もさまざまなところで名前を見かけるように、その活躍ぶりは周知の知るところだろう。それは俳優たちにも言えることで、劇団公演がない間、みな多くの客演をこなし実力と認知度を高めてきた。

 しかし気心の知れた、もっというと無理の利くメンバーと作る作品は外部公演とは明らかに違うはず。劇団結成後、これだけ本公演の間が空いたことはなく、その分今回はそれぞれが外部で吸収してきたものを集結させた作品となるはず。
 今回のお話はノゾエ曰く「解散しない集団が作る、解散にまつわる物語」という。

 タイトルをよ〜く見ると出演者全員の名前が織り込まれている。こんなところにも劇団公演ならでは感があっていい。

はえぎわ『桜のその薗〜ミワクの鳥が踊る町の山の川の果ての鈴鳴る滝で一人龍を征す』
【日時】1月31日(木)〜2月6日(水)(開演は31・1・4日19時、2・3日14時/18時、5日14時/19時、6日14時。開場は開演30分前。当日券は開演45分前)
【会場】ザ・スズナリ(下北沢)【料金】全席指定 一般 前売4000円、当日4500円/学生割引2500円、高校生以下割引1500円(学生割引、高校生以下割引は、劇団にて前売りのみの取り扱い。要証明書)
【問い合わせ】gina creative management(TEL:03-6453-2080=平日10〜18時 [劇団HP]http://haegiwa.net
【作・演出】ノゾエ征爾
【出演】井内ミワク、町田水城、鈴真紀史、滝寛式、竹口龍茶、踊り子あり、川上友里、鳥島明、富川一人、山口航太、ノゾエ征爾、中薗菜々子、茂手木桜子