町田啓太「前日の夜中に2ページ分の長ゼリフを」監督に指示され完璧に覚えるも…



 さらに、河瀨から「カラオケのシーンで監督から“もっと酔っ払え!”ってすごく言われていませんでしたっけ」と聞かれた石橋も「酔っ払った感覚になっているんですけど怒られて“酔い”がどんどん冷めてしまって(笑)」と厳しい演出を振り返った。すると大ベテラン白川も「私もどのシーンも好きなんですけど…一番怖かったのは棺(ひつぎ)の中に入れられて火葬されるシーン。怖いですよ、あれは」と激白。「(自分は棺から出て)空っぽで(焼却炉に)入るのかと思っていたんですけど、そのまま棺の中に入っていてと言われて。亡くなっているときはこの怖さは無いんだと思いながら“早く助けてー!”と思っていました。誰かが間違えて火をつけたらこれで終わりだと…。命がけでした」と迫真の表情で振り返り、会場も大爆笑。そんなハードな撮影を終えたキャストたちを、河瀨プロデューサーは「この現場はイランの言葉と英語と日本語が入り乱れていて、言語を超えた先に絆を作り、撮影していかなければならなかった。それを乗り越えてくれた皆さんは本当に素晴らしい」とたたえた。