武尊が現役ラジャ王者を2Rで完璧KO【3・10 K-1】

「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~K'FESTA.2~」(3月10日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナ)のメーンでK-1スーパー・フェザー級王者の武尊がラジャダンナムスタジアムの現役フェザー級王者ヨーキッサダー・ユッタチョンブリーと対戦。2R2分43秒、KOで勝利を収め、悲願のムエタイ越えを果たした。

2年連続でK'FESTAのメーンを締めた武尊(撮影・蔦野裕)
試合前に右足の甲骨折のハンディも跳ね返す

 武尊は1Rから左のインローを繰り出し、2Rにはミドルキックを蹴り始めたヨーキッサダーにカウンターの右フックを決め最初のダウンを奪う。なんとか立ち上がってきたヨーキッサダーにパンチの連打をまとめ2度目のダウンを奪うとレフェリーが試合を止めた。

 これまで400試合以上戦い、KO負けはゼロというヨーキッサダーはこれが初めてのKO負けとなった。

 試合後の会見でヨーキッサダーは「悲しいですし、もったいないことをしたなと思う。武尊選手はパンチが強い選手、パンチだけが強い選手だと思う。タイに戻ってしっかり練習して強くなって、また武尊選手と戦いたいと思います。武尊選手のパンチは想定外の重さでした。当初の考えではこれほど重いと思ってませんでした」と武尊のパンチに完全に脱帽の様子だった。

 一方の武尊は試合後の会見で「僕の中では大一番で、正直いろんなものを背負っていた。僕はもともとムエタイのジムに修行に行って、始めたジムもムエタイの系列のジムだったので、そこに対する思いの強さというか、そこを超えないと最強と名乗れないというのがすごく心にあったので、今回、ずっと対戦したいと言っていて、やっと実現することができて、勝てたのは本当にうれしかった」などとこの試合の意味を改めて語った。

 そして「こんなに僕が前に出られないことは今までなかった。自分でもびっくりした。隙がなくて、インローしか蹴れなかった。それぐらいの相手は今までいなかった。ミドル一発で“これもらいすぎたら腕が折れるな”と思ったし、どっちが先に覚悟決めるかという試合だった」などと試合を振り返った。

 また試合前に右足の甲を骨折していたことを明かし、出せる攻撃が限られた中での左インローだったこと、ダウンを奪った右のパンチについては「ミドルに何か合わせないといけないと思ったが、隙が無かった。ではどこかと思ったら1Rにローキックに隙があることが見えていたので、相手がローを放った時に感覚で“あ、今だ”という感じで打ったパンチが入った感じ」とも話した。

 今後については「これからは、勝ち続けることはもちろん、意味のある試合をしていきたい。立ち技の選手は選手生命が短いし、ピークでやれる期間は限られていると思う。その中でもどれだけ意味のある試合をしたい。意味のない試合なんてないんですが、その中でも特に意味のある試合をして、やり切って、全部勝って、K-1最高を証明したい。あとは格闘技全体を昔のブームの時以上に知ってもらいたい。格闘技ほど人にパワーを与えられるスポーツってないと思うので、それを伝えるために僕は試合以外のところも、批判されることも多いんですけど、それをやっていくのが僕の使命だと思う。それプラス、こうやって試合を勝ち続けていくことが僕のやることかなと思う。そのために毎日全力でやりたい」などと話した。
「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~K'FESTA.2~」(3月10日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナ)

◆プレリミナリーファイト第1試合/-53kg契約/3分3R
〇(日本/K-1ジム総本部チームペガサス)璃明武(判定2-0=29-28、29-29、30-29)吏羅(日本/K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)●

◆プレリミナリーファイト第2試合/K-1スーパー・バンタム級/3分3R
〇(日本/エスジム)森坂陸(判定3-0=29-28、29-28、30-28)黒田勇斗(日本/隆拳塾)●

◆プレリミナリーファイト第3試合/K-1スーパー・フェザー級/3分3R
〇(日本/TEAM K)友尊(3R0分0秒、KO)川口拓真(日本/K-1ジム総本部チームペガサス)●

◆プレリミナリーファイト第4試合/K-1スーパー・ライト級/3分3R
●(日本/ポゴナ・クラブジム)FUMIYA(3R1分47秒、KO)中野滉太(日本/POWER OF DREAM)


◆第1試合/スーパーファイト/K-1フェザー級/3分3R・延長1R
〇(日本/K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)小澤海斗(延長判定3-0=10-8、10-8、10-8 ※本戦0-0=29-29、29-29、30-30)覇家斗(日本/K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER)●

◆第2試合/スーパーファイト/K-1ウェルター級/3分3R・延長1R
〇(日本/大成会館)近藤魁成(2R2分23秒、KO)瑠久(日本/K-1 GYM横浜infinity)●

◆第3試合/スーパーファイト/K-1ライト級/3分3R・延長1R
〇(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム)ゴンナパー・ウィラサクレック(判定3-0=30-29、30-29、30-29)リュウ・ウェイ(中国/深?争途格闘クラブ/CFP)●

◆第4試合/スーパーファイト/K-1ライト級/3分3R・延長1R
●(日本/TANG TANG FIGHT CLUB)大沢文也(延長判定0-3=9-10、9-10、9-10 ※本戦判定0-0=29-29、30-30、29-29)篠原悠人(日本/DURGA)〇

◆第5試合/K-1 WORLD GPクルーザー級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
〇(王者/イラン/WSRフェアテックス・イラン)シナ・カリミアン(判定3-0=30-29、29-28、30-28)加藤久輝(挑戦者/日本/ALIVE)●

◆第6試合/K-1 WORLD GPライト級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
●(王者/日本/K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)卜部功也(延長判定0-3=9-10、9-10、9-10 ※本戦判定0-0=29-29、29-29、29-29)林健太(挑戦者/日本/K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/FSG)〇

◆第7試合/スーパーファイト/K-1スーパー・バンタム級/3分3R・延長1R
〇(日本/K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)金子晃大(延長判定3-0=10-9、10-9、10-9 ※本戦判定=)玖村修平(日本/K-1ジム五反田チームキングス)●

◆第8試合/スーパーファイト/K-1スーパー・フェザー級/3分3R・延長1R
(日本/K-1ジム北斗会館)小宮山工介 VS 郷州征宜(日本/K-1ジム総本部チームペガサス)

◆第9試合/スーパーファイト/K-1スーパー・ライト級/3分3R・延長1R
〇(日本/K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)左右田泰臣(判定3-0=30-29、30-29、30-29)松花征也(日本/リバーサルジム横浜グランドスラム)●

◆第10試合/スーパーファイト/K-1スーパー・ライト級/3分3R・延長1R
●(日本/K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)佐々木大蔵(判定0-3=28-29、27-30、27-30)安保瑠輝也(日本/team ALL-WIN)〇

◆第11試合/K-1 WORLD GPフェザー級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
〇(王者/日本/湘南格闘クラブ)村越優汰(判定3-0=30-28、30-28,30-28)卜部弘嵩(挑戦者/日本/K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)●

◆第12試合/【DIVINER Presents】 K-1 WORLD GPウェルター級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
(王者/日本/K-1ジム五反田チームキングス)久保優太(延長判定2-1=10-9、9-10、10-9 ※本戦判定1-0=30-29、30-30、30-30)城戸康裕(挑戦者/日本/谷山ジム)

◆第13試合/日本vs世界・7対7/K-1スーパー・バンタム級/3分3R・延長1R
〇(日本/POWER OF DREAM)武居由樹(1R2分54秒、KO)サンドロ・マーティン(スペイン/THAIDRAGON C A DIZ)●

◆第14試合/日本vs世界・7対7/K-1ウェルター級/3分3R・延長1R
●(日本/K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)野杁正明(判定1-2=29-29、29-30、29-30)ジョーダン・ピケオー(オランダ/Mike's Gym)〇

◆第15試合/【株式会社 武州鳶 Presents】日本vs世界・7対7/K-1フェザー級/3分3R・延長1R
●(日本/K-1ジム総本部チームペガサス)芦澤竜誠(1R2分41秒、KO)ホルヘ・バレラ(スペイン/Team Jesus Cabello) 〇

◆第16試合/日本vs世界・7対7/K-1女子-51kg契約/3分3R・延長1R
●(日本/K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)KANA(判定0-2=28-30、29-29、29-30)ヨセフィン・ノットソン(スウェーデン/Allstars training center)〇

◆第17試合/日本vs世界・7対7/-68kg契約/3分3R・延長1R
●(日本/月心会チーム侍)和島大海(1R2分21秒、KO)木村“フィリップ”ミノル(ブラジル/K-1ジム五反田チームキングス)〇

◆第18試合/日本vs世界・7対7/K-1スーパー・フェザー級/3分3R・延長1R
〇(日本/TEAM ONE)皇治(判定3-0=30-29、30-28、30-28)ヤン・サイコ(ドイツ/Kickboxtempel)●

◆第19試合/日本vs世界・7対7/-59kg契約/3分3R・延長1R
〇(日本/K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)武尊(2R2分43秒、KO)ヨーキッサダー・ユッタチョンブリー(タイ/ユッタチョンブリージム)●