山本美憂と湯浅麗歌子の対戦が実現【4・7 QUINTET】

最後は池本(左)も笑顔を見せた
14歳の池本には「14歳でこんな大きい舞台で本当に頑張ってくれた」

 美憂は試合後の会見で「1試合しかできなかったが、本当にやりたいと思った選手とできた。次から次へと技が出てきて、それに対処するのに必死で、自分が極めに行くということを忘れていたというか、まったくその余裕がなく守りに徹していたので、そこが悔しい。でもこういう大会に出れば出るほど、自分のグラップリングのレベルが上がっていくので、自分にとってはいい経験だった。桜庭さんからレスリングをベースにした戦い方を教えていただいたが、守りに必死でそれどころじゃなかった。でもいつもは対戦している選手やセコンドの方と一緒に戦えて、しかもいいアドバイスももらえたのがうれしかった」などと試合を振り返った。

 そして「チームのみんなが即答で参加してくれたことに感謝している。もう少し練習して(笑)、またみんなで出たい。今度は極めにいけるようにしたい」などと話した。また「何もできなかった。今度はしっかり練習して勝てるようにしたい」などと肩を落とし涙ぐむ14歳の池本美憂には「みんな誇りに思っているよ。14歳でこんな大きい舞台で本当に頑張ってくれた」とねぎらった。

 フィニッシュのシーンについて美憂は「次から次へと技が来るので、最後はどっちの腕を取られたんだっけ?(笑) “どっちだ? ああ、こっち来た!”という感じですごい引き出しがあった(笑)。今考えると楽しかった」、マクマンは湯浅について「とても素晴らしい選手。でもいつも練習している選手が大きな選手ばかりなので、彼女の動きが読めなかった」などと話した。
「QUINTET FIGHT NIGHT3 in TOKYO -Female Open Team Championship 2019-」(4月7日、東京・アリーナ立川立飛)
◆第1試合
「TEAM 10th Planet」vs「TEAM DEEP JEWELS」
△先鋒・リズ・カームーシュ(8分ドロー)先鋒・KINGレイナ△
△次鋒・グレース・ガンドラム(8分ドロー)次鋒・青野ひかる△
◯中堅・エルバイラ・カルピネン(25秒、アンクルロック)中堅・奈部ゆかり●
◯エルバイラ・カルピネン(3分26秒、腕十字固め)副将・前澤智●
◯エルバイラ・カルピネン(3分58秒、スリーパーホールド)大将・富松恵美●

◆第2試合
「BJJ KUNOICHI」vs「TEAM Sun Chlorella」
◯先鋒・杉内由紀(58秒、腕十字固め)先鋒・池本美憂●
◯杉内由紀(41秒、腕十字固め)次鋒・杉本 恵●
◯杉内由紀(49秒、腕ひしぎ三角固め)中堅・長野美香●
●杉内由紀(26秒、ギロチンチョーク)副将・サラ・マクマン◯
●次鋒・澤田明子(1分20秒、肩固め)サラ・マクマン◯
◯中堅・湯浅麗歌子(1分57秒、腕十字固め)サラ・マクマン●
◯湯浅麗歌子(6分18秒、腕十字固め)大将・山本美憂●

◆第3試合 Special Single match/8分
◯出花崇太郎(7分28秒、腕十字固め)ホブソン・タンノ●

◆第4試合 Special Single match/8分
◯世羅智茂(6分28秒、三角絞め)渡部修斗●

◆第5試合
「TEAM 10th Planet」vs「BJJ KUNOICHI」
△リラ・スマジャ-クルス(8分ドロー)越後伊織△
△ファビアナ・ジョージ(8分ドロー)市川奈々美△
△エルバイラ・カルピネン(4分ドロー)杉内由紀△
△グレース・ガンドラム(8分ドロー)湯浅麗歌子△
△リズ・カームーシュ(4分ドロー)澤田明子△
※大将戦がドローのため判定に。大将戦、チームの指導の数が同数のため大将戦のジャッジ3人による判定が行われ、TEAM 10th Planetの勝利となった。
<<< 1 2 3