MIOが判定勝ちに「“大丈夫かな”と思わせてしまった」と反省【4・27 SB】

序盤、激しく打ちあった2人(撮影・小林郁人)
組みの強いTOMOMIに手こずる

 シュートボクシング(SB)の「SHOOT BOXING 2019 act.2」(4月27日、東京・後楽園ホール)でSB日本女子ミニマム級王者のMIOがTOMOMIに判定勝ちを収めた。

 1R開始早々からKOを狙い積極的にパンチを打ち込んでいくMIOだったがTOMOMIも応戦。激しい打ち合いに会場がわく。距離が詰まると今度は投げの攻防。しかしともに投げ切ることはできず、またも打ち合いに移行。

 2Rに入ると蹴りも出始める両者だったが打撃ではやはりMIOが上。距離が詰まるとTOMOMIは積極的に組みつき投げを狙っていく。

 TOMOMIの思わぬ組みの強さに勢いを止められるMIOだったが、TOMOMIの右ストレートをうまく巻き込むとそのまま一本背負いでシュートポイント1を獲得する。

 なんとしてもKO勝ちの欲しいMIOは3R開始早々、パンチの連打で攻め込むが、TOMOMIは組み止めると投げを狙う。TOMOMIの組み付きにヒザを放つMIOだったが、TOMOMIはその蹴り足をつかんで押し倒すなど、MIOの攻撃を分断。距離が詰まり組み付く場面が増え、ともに有効打を放てぬまま3Rが終了した。

 ジャッジ3者とも30-28でMIOを支持し、3-0の判定でMIOが勝利を収めた。
1 2>>>