木村ミノルがK-1の現状に危機感。「本当の格闘技ファンに満足できるものを提供できていない」【6・30 K-1】

トーナメントに出場する玖村修平、玖村将史と木村(左から)
「今は盛り上がっているんじゃなくて笑われている」

 また「今回、自分以外で注目しているのが玖村兄弟。同じジムだから言うわけではない。彼らはとびぬけた発言をするわけではないし、何か注目を集めるようなことを言うわけではないが、試合の中のパフォーマンスは素晴らしいものがあるし、結果も素晴らしいものを出し続けている。何より顔がいいし、カッコいいし、華やか。彼らは全部本物。彼らの試合って見てて面白いじゃないですか。格闘技好きで彼らの試合が面白くないという人はモグリだと思う。このトーナメントでは彼らがどう活躍するかがK-1を救う起爆剤になる」などと「K-1スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント」に出場する玖村修平と玖村将史への期待を口にした。

 そして最後に「彼ら2人と僕。僕が思い描いていることができたら、K-1はすごく変わると思う。みんな勇気をもって変える方向に進んでほしい。変わった先にすごい景色が見えます。今の人は目先のことを求めすぎる。何か言ったらユーチューブで再生回数が上がる、人気が出たと勘違いする、脳がバグる。ドラッグと一緒。そのときばかりに溺れて、結局何も残らない。そんなものは絶対に作りたくない。僕は僕の思い描くK-1を作りたい。今は盛り上がっているんじゃなくて笑われている。それを再生回数がいいとかで勘違いしている。目先じゃない。ひとつ奥に、深いところにいけばみんな幸せになると思うし、K-1が職業として立派なものになる日が近いと思うので、僕に任せてくださいって感じ」などとK-1の現状に対する危機感と未来への手がかりを話した。
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