堀口恭司がBellatorバンタム級王座獲得の快挙【6・14 Bellator】

3Rになると堀口が上を取る場面も出始める(写真:AP/アフロ)
コールドウェルがまたガス欠。終盤は堀口のペースに

 大晦日では同様の展開から大きくスタミナをロスしたコールドウェルは3Rにガス欠を起こし、堀口のフロントチョークの餌食となった。この日はそこまでスタミナが切れているようには見えなかったコールドウェルだったのだが、3Rに入るとタックルを堀口にがぶられると、1、2Rとは一変、あっさり堀口を引き込み、トップを許す。

 パウンドを打たせまいとしがみつくコールドウェルに堀口は上からパンチをこつこつ。堀口が体を離し、大きめのパウンドを放った後にスタンドの展開に。ここでも堀口がコールドウェルのタックルをがぶって潰し、亀の状態になったコールドウェルにバックから強烈なパンチを連打。立って逃れたコールドウェルに打ち合いから堀口が右フックを放つ。

 完全にペースは堀口のものとなったが、それでもタックルに活路を見出すしかないコールドウェルは4Rもタックルに。堀口がフロントチョークを狙うと会場には「USA」コールが沸き上がる。なんとか首を抜いたコールドウェルだったが、座った状態の堀口をケージに押し付けるだけで新たな攻撃を試みない状態にブレイクがかかりスタンドに。堀口はラウンド終了間際にコールドウェルをケージに押し込み小外刈りでテイクダウンを奪い、いい印象のままラウンドを終える。