初参戦の黒部三奈がきっちり一本勝ちで初代女子王者に意欲【7・15 修斗】

初参戦で快勝し笑顔の黒部(撮影・上岸卓史)
スリーパーで落として勝利

 2Rに入ると、黒部はプレッシャーをかけ組み付いて押し込むとリフトしてテイクダウンに成功する。首を取ってしのぐイだったが、黒部は抜くとパンチの連打。なんとかしのぐイだったが、黒部はパンチの連打にヒジをごつごつと落としていく。イはなんとかもぐって脱出を図るが、黒部はつぶしてまたも上を取るとパウンドとヒジ。バックを取ってスリーパーにいくが、体勢がややずれ極めるには至らない。しかし黒部は徐々にポジションを修正しバックマウントをがっちり取るとなおも絞め上げる。なんとか動いて脱出を図ったイだったが、動きが止まり失神。レフェリーが試合を止め、黒部が修斗初参戦を失神の一本勝ちで飾った。

 黒部は試合後のマイクで「右腕がパンパンです(笑)」。会場から「かわいいー」の声援が飛ぶと「私の周りの人はいつも厳しくて褒めてくれないので、試合が終わったら褒めてください(笑)」と笑顔を見せた。そして「初参戦でプレッシャーがあったが勝ててほっとしている。修斗で女子のベルトを作るという噂がちらほら聞こえてくるので、そのベルトを狙って頑張っていきたい」と初代王者への意気込みを見せた。
プロフェッショナル修斗公式戦「SHOOTO 30th ANNIVERSARY TOUR 第6戦 Supported by ONE Championship」(7月15日、東京・後楽園ホール)

◆メインイベント・第11試合 フェザー級5分3R
リオン武(日本/同級第5代&第8代世界王者/RISING SUN)(判定0-3=27-29、27-29、27-29)デュアン・ヴァン・ヘルフォート(オランダ/グレイシーバッハ・ネーデルランド)

◆セミファイナル・第10試合 バンタム級5分3R
◯佐藤将光(日本/同級世界王者/坂口道場一族)(1R4分23秒、KO)ファン・チャン・ファン(韓国/TEAM FINISH・ROAD FC)●

◆第9試合 フェザー級5分3R
◯高橋遼伍(KRAZY BEE)(2R2分13秒、TKO)高橋孝徳(リバーサルジム新宿Me,we)●

◆キッズ修斗6 41kg契約3分1R ※休憩中
●高本哲至(高本道場)(判定0-3=9-10、9-10、9-10)野澤エディ(野澤道場)◯

◆第8試合 48kg契約5分3R
◯黒部三奈(マスタージャパン/前DEEPJEWELSアトム級王者)(2R4分48秒、スリーパーホールド)イ・イェジ(韓国/TEAM J)●

◆第7試合 バンタム級5分3R
●平川智也(同級世界6位/マスタージャパン)(1R35秒、KO)倉本一真(修斗GYM東京)◯

◆第6試合 バンタム級5分3R
◯田丸匠(NASCER DO SOL)(1R3分39秒、腕十字固め)一條貴洋(ブレイブハート)●

◆第5試合 フェザー級5分3R
◯仲山貴志(同級世界6位/総合格闘技津田沼道場)(判定3-0=29-28、29-28、29-28)稲葉聡(同級環太平洋10位/秋本道場JungleJunction)●

◆第4試合 フェザー級5分3R
●青井人(同級世界7位/BLOWS)(2R3分21秒、KO)内藤太尊(同級世界10位/roots)◯

◆第3試合 バンタム級5分3R
●加藤ケンジ(K.O.SHOOTO GYM)(判定0-3=28-29、28-30、27-30)小野島恒太(Combat Workout Diamonds)◯

◆第2試合 ライト級5分3R
◯AB(同級世界7位/和術慧舟會駿河道場)(1R4分25秒、腕十字固め)泉彰洋(BLOWS)●

◆第1試合 バンタム級5分2R
◯石井逸人(TRIBE TOKYO M.M.A.)(判定3-0=20-18、20-18、20-17)ガッツ天斗(パラエストラ綾瀬)2018年度同級新人王&技能賞●


◆オープニングファイト 第2試合 ライト級5分2R
●鈴木淑徳(オフィス淑徳軍)(1R4分30秒、TKO=ドクターストップ)SASUKE(マスタージャパン)◯

◆オープニングファイト 第1試合 ストロー級5分2R
●新井丈(キングダム立川コロッセオ)(2R1分52秒、スリーパーホールド)内田 タケル(パラエストラ松戸)◯
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