男性33歳「弟の身体が悪化しないうちに病院につれていくにはどうしたらいいですか?」【黒田勇樹のHP人生相談 115人目】

黒田勇樹「家族内の“当たり前”を塗り替える必要があります」


 あらら、深刻ですね。

 家族の問題って「この法治国家の日本でイマドキ」って言われがちだけど、実は真逆で、社会というのはサイズ感と濃密さが反比例するから、家族みたいな小規模なコミュニティほど改革が難しいというか。

 ちょっと、逸れますが“社会”と“ルール”の関係って、究極で言うと「そのコミュニティに参加している人の大多数が、自分がされたくないことを他人にもしないという協定を結ぶ」ことなワケですよ。

 つーことは人数が多ければ多いほど (これはその時代の教育とか科学とか道徳に左右されるんだけど、そこまで言及するとややこしくなるので割愛) “当たり前”なことが決めごとになっていき、少数なら少数なほど、“逸脱したルール”が多数決で勝ってしまうことがある関係。

 多分相談者さん含め、家族内でマイノリティの人って、そういう“逸脱したルール”を飲んででも、相手に飲ませなければいけない“自分の守りたいもの”があったりしません?

 そういう非常にローカルなギブ&テイクこそが家族のルールである“家訓”

 家訓は、法律よりも人を縛るんです!!

 きっと相談者さんは、イチ早く家族よりも広い社会との関りを持ち、見識を広め「健康第一」っつー“当たり前”に辿り着いたのでしょう。

 しかし、これを家族全員に飲ませる為には、引き換えにする材料が“常識”以外に無いということでしょう。

 大コミュニティの“常識”は、小コミュニティには効力を持ちません。

 じゃぁ、どうすればいいか。

 もう、ほとんど答えを書いたようなものなんですが…

 家族たちの持つコミュニティを広げること。

 例えば、弟さんのご友人や恋人、職場の関係、親御さんの親族。

 そういう人達に、現状を訴えかけ、家族の方々の“当たり前”の分母を増やし、塗り替える必要があります。

“ルール”は“社会”の問題なので、こればっかりは声の大きさではどうにもなりません。“人数”で戦うしかないのです。

 この方法が上手くいきそうであれば即実行して頂き、この相談は終了。

 実行できない事情があるのであればその詳細と、弟さんの病気が、どの程度の進行速度で、どの程度命や仕事に影響があるものなのかを添えてお返事下さい。

 次の作戦を練りましょう。

 いずれにしても“健康第一”は、絶対間違っていないから、僕は相談者さんを応援しますので、頑張って下さい。
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黒田勇樹(くろだ・ゆうき)
1982年、東京都生まれ。幼少時より俳優として舞台やドラマ、映画、CMなどで活躍。
主な出演ドラマ作品に『人間・失格 たとえば僕が死んだら』『セカンド・チャンス』(ともにTBS)、『ひとつ屋根の下2』(フジテレビ)など。山田洋次監督映画『学校III』にて日本アカデミー賞新人男優賞やキネマ旬報新人男優賞などを受賞。2010年5月をもって俳優業を引退し、「ハイパーメディアフリーター」と名乗り、ネットを中心に活動を始めるが2014年に「俳優復帰」を宣言し、小劇場を中心に精力的に活動を再開。
2016年に監督映画「恐怖!セミ男」がゆうばり国際ファンタスティック映画祭にて上映。
現在は、映画やドラマ監督、舞台の脚本演出など幅広く活動中。

公式サイト:黒田運送(株)
Twitterアカウント:@yuukikuroda23

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