美しき新ホラークイーン! 三吉彩花が語るホラーの「愉しみ」。

“実在”する日本最凶の心霊スポットを映画化!『犬鳴村』インタビュー

 SNSやWEB上で恐怖体験の話題が絶えない日本最凶の心霊スポット“犬鳴村”を、日本を代表する最恐ホラー監督・清水崇が映画化。“実在”するリアルな恐怖に立ち向かうヒロイン役には『ダンスウィズミー』での好演も記憶に新しい三吉彩花。読めば映画が何倍も怖く、楽しくなる? 舞台裏トーク!
三吉彩花(撮影・蔦野裕 ヘアメイク・RYO スタイリスト・道端亜美)
「『アナベル』シリーズみたいな欧米系のホラー映画は好きでけっこう見ていますが、日本のホラーは本当に怖いので実は苦手なんです(笑)」と明かす三吉彩花。そんな彼女が、ジャパニーズホラーの“最恐”監督として海外にまで知られる清水崇監督とタッグを組んだのが話題の映画『犬鳴村』。

「以前、清水監督の『呪怨』を拝見したときは、怖すぎて正視できませんでした(笑)。日本のホラー映画を代表する方という印象だったのでまさか自分がご一緒できるとは思ってもいませんでした」

 しかも題材は、実際にSNSやWEB上で恐怖体験の話題が絶えない、日本最凶の心霊スポットがベース。九州に実在する“最恐の心霊スポット”旧犬鳴トンネルの近くには日本政府の統治が及ばない集落“犬鳴村”があり、そこに立ち入った者は無事に戻ることはできないという。地図には乗っておらず、村が実在した記録は無いにも関わらず、付近で恐怖体験をしたという話は今なお多く寄せられ、過去には実際にトンネルやその周辺で凄惨な事件も起きている。

「私もこのお話を頂くまで犬鳴村伝説のことは知らなかったのですが、福岡ではとても有名な話だそうです。私の福岡の友人も知っていて“あれを映画にするの? あそこは本当に怖いから行かないほうがいいよ ”と言われましたし、現地の知り合いから大学時代にそのトンネルで奇妙な写真を撮影したという話も聞きました。男女グループでトンネルの前に車を止めて、封鎖されている入り口まで行ったそうなんですが、途中から1人の子が何もしゃべらなくなって。どうしたのか聞いたら、トンネルの入り口から白い手のようなものが出てきたのを見た、って。それで何か写るかも、と何枚か写真を撮って帰ってきて、あとでPCで撮ったものを見たら、どの写真も変なものは写ってない…と思ったら最後の写真だけに、入り口のところにカオナシみたいな影が写っていて、拡大したらこちらを向いている顔だけが浮かび上がってたそうです」
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