五反田団「業界人間クロダ」を黒田勇樹が観て思う“演劇のジャケ買い”【黒田勇樹のハイパーメディア鑑賞記】

 こんにちは、黒田勇樹です。

 不要不急の外出の自粛が続いて、なんか体調が悪くなってきたな~と思ったんですが、台本を書き始めたら治りました。

 とはいえ、必要な外出をすると結構、外にはたくさん人がいて、「第2波来ないでくれよ!」とも思ったり…。まあ人間は勝手なものです。

 そんななかなんですが、6月末の劇団公演と7月中旬のプロデュース公演には死ぬほど面白いメンバーが揃いそうなんです。なので早く緊急事態宣言が解除されるといいなあ。

 今週も鑑賞記です。
黒田勇樹
 今週観たのは、五反田団さんの「業界人間クロダ」

「早く業界人になりた~い」と言いながら芸能界の闇を生きる「業界人間」のお話。

「妖怪人間やないかーい!」とツッコミたくなるオープニングから始まり、パロディネタや、実際の芸能人や作品名もバンバンぶっこんでいく「これが小劇場だよ!」ってノリで、さらに小さな芸能界の端っこにいる人々の人間模様が面白おかしく描かれて行きます。

 特に主人公のクロダが、飲み会の末席、控室、恋愛沙汰、撮影現場とクルクルと人に対する態度を変えていく前半部分は“あるある”過ぎて大笑い。更に主人公のキャラがつまびらかになった辺りから、他のスタッフ同士の人間関係も同じ様にクルクルとパワーバランスが変わっていくあたりのプロットもお見事。

「いや、実際はそんなことないよ」って描写も多々あるんですが、それは“写実的”なリアリティを求めた場合であって、この作品は上質で”抽象的”、実に現場の”空気”をデフォルメして分かり易く再現された傑作でした。


 さて、今回僕がどうしてこれを観たのかというと「タイトルに”クロダ”って入ってたから!」

 以上です!

 全然知らない!観たこともない、知り合いも出ていない、そんな作品を観てみたんです!

 もはやジャケ買い。演劇って、チラシに惹かれて観に行くようなことはあるんですが、チケット代だってかかるし、そもそも公演と自分のスケジュールが合わないと観に行けない。

 で、そういうハードルの高さがあるから、前評判が良いとか知り合いに誘われたからみたいなものが優先され、なかなか新しいものに出会いづらいんですよ。

 こんな状況なので、演劇の動画視可能作品をまとめて下さっているサイトなんかも沢山出てきているので、皆様“ジャケ買い”してみて気に入ったら、自粛が収まり劇場で生で観れる日に思いを馳せてみてはいかがでしょうか?
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黒田勇樹(くろだ・ゆうき)
1982年、東京都生まれ。幼少時より俳優として舞台やドラマ、映画、CMなどで活躍。
主な出演ドラマ作品に『人間・失格 たとえば僕が死んだら』『セカンド・チャンス』(ともにTBS)、『ひとつ屋根の下2』(フジテレビ)など。山田洋次監督映画『学校III』にて日本アカデミー賞新人男優賞やキネマ旬報新人男優賞などを受賞。2010年5月をもって俳優業を引退し、「ハイパーメディアフリーター」と名乗り、ネットを中心に活動を始めるが2014年に「俳優復帰」を宣言し、小劇場を中心に精力的に活動を再開。
2016年に監督映画「恐怖!セミ男」がゆうばり国際ファンタスティック映画祭にて上映。
現在は、映画やドラマ監督、舞台の脚本演出など幅広く活動中。

公式サイト:黒田運送(株)
Twitterアカウント:@yuukikuroda23

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