江幡塁が大晦日以来の登場。浜崎朱加が電撃参戦【RIZIN.22】

昨年大晦日大会の前々日会見での江幡塁

親友の故三浦春馬さんとの夢の実現を誓う


 RIZINが7月28日、オンラインで会見を開き「RIZIN.22」(8月9日、神奈川・ぴあアリーナMM)の追加カードを発表した。

 昨年大晦日にRIZINに初参戦し、那須川天心と対戦したWKBA世界スーパーバンタム級王者の江幡塁(伊原道場)が再上陸を果たし、シュートボクシング(SB)日本スーパーバンタム級王者の植山征紀(龍生塾ファントム道場)と対戦する。

 大晦日は那須川の前に1Rに3度のダウンを喫し、TKO負けとなった江幡。その入場時には幼なじみで先日、急逝した三浦春馬さんを伴って入場していた。

 江幡は会見で「大晦日以来の試合になりました。僕たちも3人で入場させていただき、本当に夢の舞台だった。3人で見た景色は絶対に忘れません。残念な結果でしたが、もっともっと格闘技で輝いていくという約束、親友と兄との3人の夢が残っている。今回のRIZINは僕の復帰戦。まだまだ見せられなかった自分がたくさんあるが、それは試合で語ろうと思っている。8月9日の僕の試合を見ていただいて、もう一度、大晦日に輝いた姿を見せられるように、今回がリスタートです」と熱い口調で決意表明した。

 那須川戦については「たくさんのことを感じられた。僕たちが従来やってきたキックボクシングとは全く違うような新鋭だと思っていたし、戦うことで何かを感じられるのではないかと思って試合をした。たくさんのことを感じた。またキックボクシングが面白くなった。まだ成長できると思った。あの試合は自分を成長させてくれた一戦だった」と振り返った。

 また「3人で誓った夢があるので、僕が格闘技で輝くことが一番彼が喜ぶことだとだと思っている。僕自身、しっかりRIZINで生きざまを見せていここうと思っている」などと三浦さんへの思いを語った。


 この日は前女子スーパーアトム級王者の浜崎朱加の緊急参戦が合わせて発表された。対戦相手は第6代DEEP JEWELSアトム級王者の前澤智(リバーサルジム立川ALPHA)。

 2人は7月25日に「DEEP JEWELS29」で行われたグラップリングマッチで対戦。浜崎が一本を奪い勝利したものの、試合後に前澤が浜崎との対戦をアピールしていた。

 また関鉄矢(SONIC SQUAD)と対戦予定だった内村洋次郎がケガで欠場となり、関の対戦相手が神田コウヤ(パラエストラ松戸)に変更となった。