NPBが「田沢ルール」撤廃


 プロ野球12球団の代表者による実行委員会が9月7日、オンラインで開かれ、日本のドラフト指名を拒否して海外のプロリーグでプレーした選手とは一定期間契約できないことを定めた「田沢ルール」の撤廃と、新たに同様のルールを作らないことを決めた。

 ルールは2008年、社会人から日本のドラフトを拒否し、米大リーグのレッドソックスに入団した田沢純一投手のケースを機に、米球界への人材流出を防ぐために作られた。高校生が直接米球界入りした場合は帰国から3年、大学・社会人の場合は2年、12球団と契約できない申し合わせだった。

 田沢は7月、独立リーグのルートインBCリーグ埼玉に入団。今年10月26日に開催されるドラフト会議で指名が可能となる。