前田健太、マエケン流オフの過ごし方「ダラダラしない。体を動かすことで活力が出てくる」

 2021年に右ひじのトミー・ジョン手術を受けたマエケンこと前田健太。昨シーズンは見事復帰し、21試合に登板して6勝8敗の成績を挙げた。2024年は新天地デトロイト・タイガースでの活躍が期待される前田に、オフの過ごし方と来季への思いを独占取材した。

帰国中の前田に独占インタビュー!(撮影:須山杏)

初勝利をきっかけに気持ちも元に戻り始めた

 678日ぶりの復活白星の味を、マウンド上の前田はどんな思いでかみ締めていたのだろう。2023年シーズン直前の本紙の取材では「野球人生で初めて1年間プレーしなかったシーズンだったので、改めて自分を見つめ直す時間にもなりましたし、体に向き合うこともできました。今シーズンに向けていい時間だったかなと思います」と語ったが、心中穏やかではなかったはずだ。

「開幕当初はやっぱり思い通りに行かない部分もたくさんありましたね。5月頃までは苦しい時期が続きましたが、6月頃から少しずつ本来の自分の体に戻ってきていると実感。そして6月24日のシーズン初勝利。これで気持ち的にもすごく楽になりました」

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