おじさん度がぐっと上がった?オケタニ教授の写真展「夜景おじさん3」開催中

オケタニ教授
 夜景をバックにどこにでもいそうなおじさんを撮る。文字で書いてしまうとたった1行で終わってしまう風景が写真だと無限の広がりを見せる。

 アイデアと行動力で、特になにというものでもない「夜景」と「おじさん」を掛け合わせ「作品」に昇華したのが写真家のオケタニ教授だ。

 このオケタニ教授の写真展「夜景おじさん3」が9月1日から東京・中野のケンコー・トキナーサービスショップ ミニギャラリーで開催中。

 実に今回で3年連続3回目の開催となるのだが、今回は初めて「知らないおじさん」が登場している。そもそも実験的に撮り始めたこともあり、これまでは仲間内で「50歳以上」「可愛げ」「撮影前日に散髪しない」「イケメンNG」「自分から撮ってと言わない」といった条件に合うおじさんを見繕って撮っていたのだが「周りのおじさんは撮り尽くした」ということで、今回は知り合いの伝手で東北に遠征。石巻と仙台で8人のおじさんをゲットしてきた。また東京ではおじさんを“ナンパ”し、見知らぬおじさんを撮ることにも成功。今回はそういった新しいおじさんたちも多数ラインアップに加わる予定だったのだが、折からのコロナ禍で中断。「それがちょっと残念。でもそれはそれで次回のお楽しみということで」とはオケタニ教授。

 ドラマ『私の家政夫ナギサさん』での大森南朋の“癒し系おじさん”人気の高まりもあってか、会期中の5日にはTBSの報道番組『新・情報7daysニュースキャスター』で取り上げられるなどじわじわと認知度上昇中。

「コロナがある程度収束したら地方での夜景おじさんも再開したい。そして来年はオリンピック観戦で日本に来た外国人のおじさんを撮りたいと思っているんです」というオケタニ教授。まずはそれまでに英語を勉強しないといけないかもしれない!?

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