皇治が天心の言う「格闘技の本質」に同調しつつも「プロスポーツの本質」にも言及【RIZIN.24】

那須川の強烈なヒザが皇治のボディーにめり込む

判定決着も那須川が皇治を圧倒


「RIZIN.24」(9月27日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)のメインで那須川天心(TARGET/Cygames)と元K-1ファイターの皇治(TEAM ONE)が対戦し、那須川が3-0の判定で勝利を収めた。

 皇治は今年7月にRIZIN参戦を発表。8月のRIZIN横浜2連戦で参戦の挨拶のためリングに上がるとリングサイドで解説を務めていた那須川を強引にリングに呼び出し、対戦を要求。K-1時代と同様、その強引なまでの行動力で那須川天心戦というビッグマッチをもぎ取った。

 その8月のリング上での初遭遇からカード発表会見、公開練習と皇治の挑発が続いたこともあり、この日の那須川は入場時から尋常ではない殺気を漂わせ入場。試合前のフェイスオフでも気合満点。

 対する皇治はこの日は不気味なまでの静けさを漂わせる。

 試合は“倒す男”那須川と“倒れない男”皇治という図式で戦前から語る向きが多かったことから、あおり番組から当日のテレビ中継もこのフレーズが躍った。

 試合は実際、那須川の猛攻を浴びた皇治がしのぐ展開に。スピードで勝る那須川に対し、皇治はなかなか攻撃を当てることはできない。その一方、那須川は左ストレート、飛びヒザと倒せてもおかしくない攻撃を何度も当てながらも、皇治からダウンを奪うことはできず、試合は判定で那須川が勝利を収めた。
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