車いすバスケ男子代表、合宿は「勝ち切る力」を養う時間

昨年8月の国際大会「三菱電機 WORLD CHALLENGE CUP 2019」で日本は総合3位に入賞(写真・ PARAPHOTO 秋冨哲生)
テーマは「土台づくり」と「共通理解」

 体力の回復を目的としたこれまでの合宿からフェーズを上げ、10月5日から行われている今合宿はより実践的な内容に変化した。

 大きなテーマは「土台づくり」と「戦略の共通理解」。細かな車いすさばきであるアジリティーや基礎的なスキルを継続的に強化する一方、日本代表が強みとする「トランジションバスケ」の戦略の理解をより深める合宿だと、京谷ヘッドコーチは語る。「自陣での想像力や発想力など選手の積極性を引き出すこと、また判断スピードを上げるために、とにかく選手に考えさせる合宿にしたい」と狙いを明かした。