テコンドーで五輪を目指す江畑秀範がキックルールでプロデビュー【RIZIN】

キックルールでのプロデビューが決まった江畑秀範

将来的なMMA出場も視野に


 RIZINが10月19日、東京都内で会見を開き「RIZIN.25」(11月21日、大阪・大阪城ホール)の開催とその第1弾カードを発表した。会見ではテコンドーで東京オリンピック出場を目指す江畑秀範(フリー)の参戦が発表された。

 江畑はテコンドーの男子80kg級で全日本選手権9連覇中で“日本テコンドー界最強の男”といっても過言ではない強豪。今回は岡山の名門キックジム「拳之会」の期待の新鋭・佐野勇海とキックボクシングルールで対戦する。ともにプロデビュー戦となる。

 江畑は会見で「足技ばっかりのアマチュア競技ですけど、今回のキックルールではその足技を生かして、派手なKOを見せたいと思います」とKO勝ちを宣言した。

 RIZIN参戦については「こういうトップの格闘家の方たちと戦える舞台に立たせてもらうのは感謝の気持ちでいっぱい。デビュー戦なのにこんなところにいていいのかな?という気持ちもありますが、日本を背負ってテコンドーをやっているし、またオリンピックでメダルを取ることも目標としてもやっているので、その足技を日本の格闘界の皆さんに見ていただけたら、もっと日本のレベルも上がるのではという気持ちもある」とトップ選手として、テコンドーの魅力を世間に伝えたい気持ちがあること、そして「オリンピックのためにここでしっかりと刺激を受けて試合に臨めたらなという気持ちで今回は臨むことにした」とオリンピックを目指すうえでのメンタル面での刺激を求めての参戦であることを示唆した。

 もっとも「RIZINでは勝っていきたいのはもちろんですし、大晦日で派手なKOで勝つという目標もある。重量級では目立った選手が日本ではまだいないのかなということは感じているので、MMAのルールもいずれは視野に入れて練習して、日本から重量級の選手として臨んでいきたい。テコンドーではオリンピックを目指して、アジア競技大会でもしっかりメダルを取るような選手になりたい」とMMAへの興味も口にした。
テコンドーの蹴りを見せる江畑秀範
「RIZIN.25」(11月21日、大阪・大阪城ホール)
〈この日発表されたカード〉
◆フェザー級タイトルマッチ RIZIN MMAルール:5分3R(66.0kg)※肘あり
朝倉未来(トライフォース赤坂)vs 斎藤裕(パラエストラ小岩)

◆スペシャルワンマッチ RIZIN MMAルール:5分3R(61.0kg)※肘あり
扇久保博正(パラエストラ松戸)vs 瀧澤謙太(フリー)

◆スペシャルワンマッチ RIZIN MMAルール:5分3R(57.0kg)※肘あり
竿本樹生(BRAVE GYM)vs 北方大地(パンクラス大阪稲垣組)

◆スペシャルワンマッチ RIZIN MMAルール:5分3R(66.0kg)※肘あり
内村洋次郎(イングラム)vs. 萩原京平(SMOKER GYM)

◆スペシャルワンマッチ RIZIN MMAルール:5分3R(77.0kg)※肘あり
住村竜市朗(TEAM ONE)vs レッツ豪太(総合格闘技道場コブラ会)

◆スペシャルワンマッチ RIZIN キックボクシングルール:3分3R(83.0kg)
江畑秀範(フリー)vs 佐野勇海(NJKF拳之会)

◆スペシャルワンマッチ RIZIN キックボクシングルール:3分3R(60.5kg)
大雅(TRY HARD GYM)vs 山畑雄摩(NJKF心将塾)

◆スペシャルワンマッチ RIZIN キックボクシングルール:3分3R(63.0kg)
山口侑馬(山口道場)vs 麻原将平(パウンドフォーパウンド)

◆スペシャルワンマッチ RIZIN キックボクシングルール:3分3R(53.0kg)
政所仁(魁塾)vs 佐藤執斗(グラップリングシュートボクサーズ名古屋)