REBELSラストマッチの北川“ハチマキ”和裕が現王者の前に壮絶に散る【REBELS.67】

涙交じりに最後のメッセージを贈った北川(撮影・蔦野裕)

「もう1回勝つところを見せたかった」と涙


 良太郎は「僕の前にREBELSのチャンピオンになった偉大なチャンピオンです。REBELSのリングはこちらで最後ということなので、皆さん、惜しみない拍手をハチマキ選手に送ってください」とマイクで訴えリングを降りた。

 これを受けマイクを持った北川は「負けてしまってマイクを喋らせてもらうのは申し訳ないんですが。最後、引退前に自分が育ってチャンピオンになったREBELSのリングに上がれて本当に良かったです。ずっと勝ててなくて、それでもみんなが応援してくれて、なんとか、もう1回勝つところを見せたかったんですけれど、僕の力不足でそれができずに本当に申し訳ないです。勝つことはできなかったですけど、僕がここまで続けてきたことに後悔はないですし、続けてきたことは間違いではなかったと思っています。でも、僕が続けてこれたのは、本当に皆さんがいてくれて応援してくれて…もう1回勝つところを見せたかったです。皆さんが今、大変な状況の中で来てもらって感謝しています。みんなに力を与えられるような、元気を与えられるような試合をしたかったんですが、このような結果になってしまって申し訳ないです。REBELSで試合をするのは最後ですが、来年もう一度NKB日本キックボクシング連盟で引退試合を行わせていただくので、そこでも僕は勝つところを見せるためにやろうと思っています。何度も心が折れそうで、好きでやっていたはずのキックボクシングがずっと辛くて。でももう1回勝つところを見せたいんです。だから、まだ日程は決まっていませんが、来年ここに見に来ていただけたらと思います。最後にREBELSに上がれて良かったです」と涙交じりにREBELSのリングでの最後の挨拶を行った。
「REBELS.67」(11月8日、東京・後楽園ホール)
◆メインイベント 第9試合 47kg契約 3分3回戦(延長1R)BLACKルール
○ぱんちゃん璃奈(STRUGGLE)(判定3-0=30-28、30-28、30-28)MARI(ナックルズGYM)●

◆セミファイナル 第8試合 59kg契約 3分3回戦(延長1R)REDルール
○安本晴翔(橋本道場)(2R2分38秒、KO)BEN”侍”Y’ZD(Y’ZD GYM)●

◆第7試合 64kg契約 3分3回戦(延長1R)REDルール
○良太郎(池袋BLUE DOG GYM)(3R2分12秒、KO)北川“ハチマキ”和裕(PHOENIX)●

◆第6試合 REBELS-RED 55.5kg級王座決定トーナメント準決勝 3分3回戦(延長1R)REDルール
○小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺)(判定2-0=30-29、29-29、30-28)宮元啓介(橋本道場)●

◆第5試合 REBELS-RED 55.5kg級王座決定トーナメント準決勝 3分3回戦(延長1R)REDルール
○小笠原裕典(クロスポイント吉祥寺)(延長R1分25秒、TKO ※本戦判定1-1=29-30、29-29、30-29)KING強介(team fightbull)

◆第4試合 65kg契約 3分3回戦(延長1R)BLACKルール
○鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)(1R1分17秒、TKO)康弘(ゴリラジム)●

◆第3試合 65kg契約 3分3回戦(延長1R)BLACKルール
○与座優貴(橋本道場)(判定3-0=30-29、30-29、29-28)久保政哉(フリー)●

◆第2試合 61kg契約 3分3回戦(延長1R)BLACKルール
●中澤良介(TRY HARD GYM)(判定0-3=28-30、27-30、27-30)麻火佑太郎(PHOENIX)○

◆第1試合 70.5kg契約 3分3回戦(延長1R)REDルール
●渡慶次幸平(クロスポイント吉祥寺)(2R2分38秒、TKO)小原俊之(キング・ムエ)○
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