日本発のプロダンスリーグ「第一生命 D.LEAGUE」10日開幕! 神田勘太朗COO「新しい扉、開けたい」

プロフィール (かんだ・かんたろう) 実業家、ダンサー。世界最大級のダンスバトルイベント「マイナビDANCE ALIVE HERO’S」のプロデューサー。近著に『誰も君のことなんて気にしていない』(きずな出版)がある。ダンスニュースメディア「Dews」も運営。株式会社アノマリー代表取締役CEO、株式会社expg取締役。


ーー改めて、10日の開幕戦、第2ラウンド(1月24日)は無観客での開催になります。当初から決まっていたことではありますが、このスタイルでのスタートになったことについてどのように考えていますか?

本当は臨場感のあるなかで楽しんでもらいたいですが、今の状況では考えられませんでした。前向きに考えるなら、ダンスはインターネットと相性がいいんですよ。You TubeやSNSにダンス動画がたくさんあがっていて、拡散されていますよね。言葉もいらないので世界に広げやすいです。ステイホームで、インターネットで楽しむプロスポーツ、プロリーグとしては一番親和性が高いと思います。ピンチはチャンスと言います。コロナ禍だからこそ広げる方法はあると思います。ネットで見て、よりリアルの場で見たいという気持ちを盛り上げていければ。それとともに、有観客での開催が安全安心に気持ちよくできるようになっていければと思っています。そのためにもまずは、D.LEAGUEをより多くの人に知ってもらいたいです。

ーーD.LEAGUEはダンサーにも夢を与えています。リーグを見てあこがれるダンサーもいると思いますが、どうしたらDリーガーになれるんでしょうか。

各チームのディレクターがオーナーと決めるんですけど、今後はオーディションをするチームもあれば、ディレクターが決めていく場合もあるんじゃないでしょうか。公開セレクションとか、それこそドラフト会議みたいなこともあるんじゃないかな。

ーーD.LEAGUEとしての夢はありますか?

 まずは、学校や職場で「昨日のD.LEAGUE見た?」って話題になったり、食卓で前夜のラウンドの話になって「お父さんの見方はなってない!」とかやり取りがあるとか、そういうの、いいですよね。自分の意見を持ったうえで、他の人と考え方を交換し合うって面白いし、楽しい世界になると思うんです。「こんな世界もあったんだ」って新しい扉が開けたらと思います。それと、Dリーガーのなかからスーパースターが出てくること。年収1億とか移籍金何億とか。それぞれのブランドを作り、仲間を守りながらというなかで、その環境が整えられたら、僕としては余すことなくダンス人生楽しんだって言えると思います。

 D.LEAGUEは、「D.LEAGUEオフィシャルアプリ」「5G LAB」「ABEMA」「GYAO!」「スポーツナビ」「ニコニコ」「U-NEXT」「スカパー」で同時生配信。「ダンスチャンネル」で生放送する。開幕戦は10日18時から。

(TOKYO HEADLINE・酒井紫野)