世界バンタム級王者・岡田遼が元DEEP王者・大塚隆史を相手に初防衛戦【修斗】

フライ級タイトル戦線に大きく影響。平良達郎と前田吉朗が対戦

　フライ級では新旧世代闘争が実現。デビューから現在まで無傷の7連勝の新世代の旗手・平良達郎と“浪速のヒットマン”前田吉朗との一戦が決定した。

　フライ級は世界王者の扇久保博正が王者を返上し、暫定王者だった福田龍彌が正規王者に認定されるという動きがあった。平良は今回の試合に勝てば福田への挑戦権を得る可能性は非常に高い。

　しかし前田は世界各国で50戦以上を戦い抜きパンクラス、DEEP両団体のベルトを巻いた強豪。また弟分の清水清隆が前戦で平良に敗れており、“敵討ち”ということでモチベーションも高く、平良にとっては一筋縄ではいかない戦いとなりそうだ。

　約1年ぶりに魚井フルスイングが修斗に復帰し、後藤丈治と対戦する。サウスポーからジャブ、ロー、組みと丁寧に上下に散らしながら相手にプレッシャーをかけ左ストレートを的確に当てる後藤と、射程圏内に入った獲物を一撃で仕留めきるフルスイングが信条の魚井。フィニッシュまでの組み立ては全く異なるが、ハードパンチャー同士のKO決着必至のカードとなる。

　また、いよいよ佳境を迎える「インフィニティリーグ2020」では、必ずフィニッシュしなければ優勝の可能性が無くなる野尻定由と一條貴洋が対戦。5月の最終戦に向け、両者にとって重要な一戦となる。