海人が対日本人11年負けなしの日菜太に勝って王座獲得【REBELS】

日菜太は代名詞の左のキックで海人に攻め込んだ(撮影・上岸卓史)

 日菜太にとっては「もう一度世界へ」という目標に向けた重要な一戦であり、海人も「70kgに階級を上げて、やっとかないとダメな相手やと思っていた」と話すなど、ともに今後の自らの戦いにおいて、大きな意味のある試合となった。


 1Rのゴングが鳴り、グローブを合わせるやすぐに右ミドルを放った海人は右インロー、右ミドル、右ハイと立て続けに放っていく。日菜太も左ミドル、左ボディーで反撃も海人は右ハイからパンチの連打。日菜太も海人のローに合わせパンチを放っていく。


 2Rになると日菜太がプレッシャーをかけて前に出る。海人はローキックを多用、そしてヒザをボディーに当てていく。日菜太は左ミドル、そして海人のミドルに左ストレートを合わせていく。海人がパンチを連打すれば日菜太もローで返す。日菜太の左ミドルに海人はパンチ、前蹴りをキャッチしてストレートを当てるなどともに主導権は渡さない。しかし前蹴りを有効に使い、手数でも勝る海人がやや有利。