【インタビュー】白石聖が映画『胸が鳴るのは君のせい』で、 フラれてもあきらめない前向きヒロインを好演!

 累計発行部数250万を部突破した、紺野りさによる大ヒット同名コミックを、ジャニーズJr.「美 少年」の浮所飛貴主演、白石聖の共演で実写映画化。片思いの相手にフラれても「好き」をあきらめないヒロインを好演したのは、放送中のドラマ「ガールガンレディ」など女優として注目度急上昇中の白石聖!

白石聖(撮影・堀田真央人、ヘアメイク・鷲塚明寿美、スタイリスト・梅田一秀)

失恋から始まる、前向きヒロインを好演

「もし私が、つかさの立場だったらメゲてあきらめてしまうと思うんですよね」と笑う白石聖。本作で演じる篠原つかさは、何と物語の冒頭でフラれてしまうという“恋のどん底”からスタートするヒロイン。いつしか好きになっていたクラスメイト有馬隼人に告白するがあえなく失恋。しかし、つかさは有馬をあきらめられない自分の気持ちとまっすぐに向き合い「フラれても頑張る!」と宣言する。

「フラれてもメゲずに頑張る、つかさの健気な姿は応援したくなりますし、すぐにはあきらめられないという気持ちも、私だけじゃなく皆が共感できると思います。もちろん有馬や、つかさのライバルになる麻友ちゃん、つかさの心を揺るがす長谷部くん…キャラクター一人ひとりが全員魅力的に描かれていて、原作を読んでいたときから素敵な作品だなと思っていたので、今回お話を頂いたときは本当にうれしかったです。つかさという魅力的なヒロインを演じたいと思いました」

 つかさが、自分をふった有馬に「フラれてもあきらめない」宣言をするシーンは、見ているこちらが勇気づけられる、キュートでチアフルな場面。

「私もすごく好きなシーンなんです。2階の窓にいる有馬に気持ちを改めて伝える姿は、ロミオとジュリエットの逆バージョンのようで画的にも好きです。伝えた後、つかさがスキップして帰っていくんですが、あのスキップは私のアドリブなんです(笑)。現場では私なりに、つかさらしさを出せるポイントがあればどんどん出していこうと意識していました。あの場面でもスキップを採用していただいて、お気に入りのシーンになりました」

 ドラマ「恐怖新聞」や「ガールガンレディ」で見せる表情とはまた違う、白石聖の天真爛漫な魅力にもあふれているのも本作の見どころ。

「これまで、つかさのように天真爛漫な役どころを演じることがあまりなかったんですが、そんなつかさを演じるのは本当に楽しかったです。私は浮所さんや菜乃華ちゃんより少し年上でもあったので自分がしっかりしないと、という気持ちはありましたが、現場では、高校生に近い浮所さんたちのほうに私が気持ちを合わせるようにしていました。キャストやエキストラさん含め皆がとても仲が良くて、本当に高校のクラスにいるようでした。疑似青春を堪能できました(笑)」

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