シャドウWXにミスター・ポーゴさんが降臨し30年前の“仇討ち”を宣言【8・15 FMW-E】

関東地区の山林で火炎噴射特訓を敢行したシャドウWX

「大仁田厚を焼き尽くす。俺にふさわしい“地獄のデスマッチ”を用意しろ!」

 大仁田厚のライバルだった故ミスター・ポーゴさんが降臨した弟子のシャドウWXがFMW-E旗揚げ第2戦「BURN OUT」(8月15日、大阪・花博記念公園鶴見緑地)で大仁田を火炎噴射で焼き尽くし、30年前の師の仇討ちをすることを宣言した。さらに、発表済みの地雷爆破デスマッチから、「俺にふさわしい“地獄のデスマッチ”」に変更することを要求した。

 ポーゴさんが生前、弟子のなかで最もかわいがったといわれるWXは、命日である6月23日にポーゴさんの墓参りに行った。その夜、WXの夢にポーゴさんが現れて降臨。枕元で「俺の30年前の大阪での仇を取ってくれ」と語りかけられたという。これを受けて、WXは「ポーゴさんが俺の体に憑依した感覚だった。夢に師匠が出てきて、俺に降臨したんだ。ポーゴさんの魂を受け継いで、シャドウWXの名は捨てて、ミスター・ポーゴを名乗る。師匠の名を永遠のものにするために」と決意。

 そのWXが向かった先が、7月4日、神奈川・鶴見爆破アリーナ(鶴見青果市場)で開催されたFMW-E旗揚げ戦だった。ポーゴさんが降臨したWXは、同大会のメインイベント終了後に乱入し、大仁田をポーゴさんばりのビッグファイアーで火だるまにして対戦を要求したのだ。

 さかのぼること30年前の91年5月6日、FMWの大阪・万博お祭り広場大会でポーゴさんは大仁田と史上初の地雷爆破デスマッチで闘って敗れた。会場こそ違えど、同じ大阪の地で師匠の仇を討つべく、WXが立ち上がったのだ。

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