43歳の山内佑太郎を介錯した城戸康裕が「キーちゃんは50歳までやるからね!」と宣言【K-1】

試合後、ともに健闘を称え合った2人(撮影・小黒冴夏)

 城戸は試合後の会見で「僕、本当に衰えないですね。100m(走)いまだに11秒台出ますし。全然全く衰えないです。ジムの後輩たちに、聞くと、みんなマジで“8年前より強くなってます”と言ってる。マジで僕、年齢を感じないっていうふうに、リップサービスでもなんでもなく自分も思っている。逆にいうと、ジムでそれこそ毎日後輩にしていることを逆転しちゃったり、後輩たちにやられだしたり、城戸さんとやるとき、ちょっとボコボコにできないから…、と後輩たちが気を使うような感じになってきたら、即、身をひきます。そこまでしてやっていきたいと思わないです。ただ、今はマジでボッコボコにしていますから。全然余裕です、はい」と改めて50歳まで現役を宣言した。ちなみに城戸は現在38歳。

 またこの日の試合については「一瞬、逆だったらどうなのかなとかちょっと考えてみたんです。これが僕の一番最後の試合とかだったら、どういう心境で試合を迎えるんだろうとか。たとえばバンテージ巻いてもらってるときに、最後に巻かれるバンテージなのかとかそういうことを考えて涙が出てくるな、みたいなことを考えたんですよ。でも、いざやっぱり、リングに入って、カーンてなったら、関係なく、デビュー戦より多分、全然レベルの高い動きをしてくるというのが分かるんですよ、経験で。その感じはあったから、最後だからどうこうというのは、あまり考えてなかったですね。ただ振り絞ってくるという怖さはすごい感じました」などと試合を振り返った。

 この日の試合では用意していた必殺技が出せなかったという城戸。「名前だけ言っちゃうと『城戸コプター』です。今度出します。次、出します!(笑)城戸コプターです、はい。これ、まじで、ミットを持ってる人が“うああああぶねええやあああ”っていうくらい重いです。それくらい破壊力あります。こんなのありなんだ、っていう技です、はい。過去に誰もやったことない技です」と次回へのお楽しみとなった。