LGBTQを自分ごとにする映画『ぼくが性別「ゼロ」に戻るとき』をにじいろシネマで上映

『ぼくが性別「ゼロ」に戻るとき 空と木の実の9年間』©2019 MUSUBI Productions

 2019年に公開され映画誌やSNSで「ドラマを超えたストーリー」「驚きのエンディング」「新たな真実が描かれる」など話題となったドキュメンタリー映画『ぼくが性別「ゼロ」に戻るとき 空と木の実の9年間』のダイジェスト版をLGBTQ啓発イベント「にじいろシネマ」にて上映される。

「にじいろシネマ」は、レインボーさいたまの会が、令和3年度さいたま市男女共同参画推進センター公募型共催事業として、LGBTQをテーマとした映画鑑賞会(4回シリーズ)。今回は、当シリーズ最終章として同作品を2月19日(土)19時30分よりZOOMによるオンライン上映することとなった。

 

STORY…女の子として生まれ、男の子として生きたいと望んだ空雅(たかまさ)。果敢に身体を変え、戸籍も男性に戻した。でも男でもなかったとしたら? 心と体が一致しない不具合を感じつつ、心を開き、社会へと飛び立っていった空雅さんが出会ったのは、世界最高齢で性別変更した95歳のチェリスト・八代みゆきさん(男→女)、男と女に二分される性に違和感を感じ、自ら「X ジェンダー」※であることを明かして、生と性の多様性を伝える中島潤さん(26歳)。様々な人とふれあうなかで浮かび上がってきたのは、性という枠組みでは括りきれない、多様で豊かな人生。そして、映画の最後で下した決断は驚くべきものだった―――。

※「X ジェンダー」とは?… 身体的性別に関わらず、自身の心の性別を男女の「どちらでもない」「どちらでもある」「中間である」「流動的である」などと自認している人の総称。

常井美幸監督

 上映会後には同映画監督の常井美幸氏のトークショーを開催。作品に纏わるエピソードや、表現者として映像制作にかける想いについて語られる予定。 この機会に、性的な差別や偏見を学び、LGBTQの理解を深めてみては。

【日時】2月19日(土)19:30〜21:00 Zoomによるオンライン
【上映作品】ぼくが性別「ゼロ」に戻るとき〜空と木の実の9年間〜(ダイジェスト版) ※40分
【監督】常井美幸 ※上映後、常井美幸監督を招いたトークショーを予定。
【参加費】無料 活動支援ドネーション(寄付)付きチケットもあり。
【申込み】 https://nijiirocinema-220219.peatix.com