三富兜翔が「既存のプロレス業界に迎合しないオリジナルの世界を作っていきたい」と改めて団体の方向性を示す【P.P.P.TOKYO】

倒れたままの八須に檄を飛ばす三富(撮影・蔦野裕)

「ウソのないレスリングを教えようと思っている」と土肥

 土肥は「2024年、あと2年後のTDCホール進出に向けて、八須もまだ伸びしろがある。ちゃんよたもいる。そして大谷譲二。譲二はもう伸びしろはねえか(笑)。みんなで力を合わせて頑張っていくということで」と決意を述べた。

 三富は大会後に「公演自体は手ごたえを感じているが、試合のレベル、プロレスリングの部分でも負けたくないという気持ちがすごくある。ちゃんよたや八須も頑張っているが、まだまだ届かない部分を土肥さんに補ってもらおうと思った」と土肥のコーチ起用の意図を説明。土肥は「正直、厳しいことを言うとまだまだ足りないなと思う。ただ俺は基礎しか教えない。基礎だけ教えて、ウソのないレスリングを教えようと思っている。デビューのハードルも高くなるかと思うが一緒に頑張っていこうと思っている」と語った。

 また三富は「ちゃんよたの影響が大きいんですが、プロレスをやってみたいという子が男女問わず増えている。勢いを感じている。そこをいい形でコンテンツにしていくということを今年の課題として、2024年に向かって突き進んでいきたい。夢は大きく所属選手だけで公演を打てるようにしたい。夢は大きく持って行きたい。個人的な意見だが、既存のプロレス業界に負けない世界は作りたいが、既存のプロレス業界に迎合するような形での興行、公演は考えていない。オリジナルの世界を作っていきたい」と改めて団体の方向性と2024年のTDCホール進出への決意を語った。

SOD × P.P.P.TOKYO「The Ecstasy Carnival~恍惚の宴~」(3月22日、東京・新宿FACE)
◆オープニングアクト
△寧々∞D.a.i. with SOD Cosplayer’s ♡(ダブルノックダウン)仲川翔大 with PPP ガールズ△

◆第1試合 シングルマッチ20分1本勝負
●大谷譲二(7分44秒、ジャックナイフ式エビ固め)翔太○

◆第2試合 3wayマッチ20分1本勝負
●マジックミラー号マスク vs ○藤田峰雄 vs トランザムヒロシ
(7分53秒、片エビ固め)

◆第3試合 タッグマッチ20分1本勝負
竹田光珠、●頓所隼(11分53秒、体固め)○羆嵐、KAZMA SAKAMOTO

◆第4試合 スペシャルタッグマッチ 30分1本勝負
●ちゃんよた、真琴(16分18秒、タイガードライバー)○雪妃真矢、世羅りさ

◆第5試合 6人タッグマッチ 60分1本勝負
三富兜翔、崔領二、●八須拳太郎(20分53秒、体固め)○土肥こうじ、大門寺崇、今成夢人
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