高岩竜一が“最強の素人”冨永真一郎を破りガンバレ王座V3。今成夢人が5・3後楽園で挑戦へ【ガンバレ☆プロレス】

高岩と今成ががっちり握手

 バックステージで高岩は「(冨永を)ちょっとなめてた部分があったけど、彼は完全にプロでした。強さという部分では見劣りするかもしれないけど、駆け引きがすごくうまかった。パワーついて磨いていけば(ベルトに)値する選手になる」と冨永を評価。今成戦については、「この間は1日2試合というなかでの決勝だったんで。なんとなく自分のなかでもスッキリしないとこもあった。ダメージなく戦えるのはこのベルトにとってもいい」と話した。続けて「ほかの団体見ると、結構年配の方が上を張ってるんで、まだまだ僕も(7・10)大田区でメイン張れるんじゃないか。鼻息荒くしてます」と先を見据えていた。

 挑戦が決定した今成は「冨永の奮闘を見て今だなって思いました。冨永と僕、ドキュメントな人生を歩んで、彼が僕に映画を撮らせてくれて、僕が彼をこの業界に呼んで。それから10年経ってガンバレ☆プロレスでまだトップ獲れてない。彼が今日届きそうな頂を見せてくれた。その彼に背中を押された今行くしかないなって」と話した。

 一方、敗れた冨永は「いろんな作戦を立てて、どんな小細工を使ってでも倒そうと思ったんですけど、ものすごくブ厚くて、メチャクチャ高くて。メッチャ強いんですよ。最後は立ち上がるので精いっぱいだった。ガンプロのみんなやお客さんがバックアップしてくれて、今日ほど勝ちにこだわった試合はなかった。高岩さんと戦えたこと、それはメチャクチャうれしいんですけど、それ以上にメチャクチャ悔しいです。またやらせていただけるなら、次はプランBを用意して勝ちにいきたい」と前を向いた。

ガンバレ☆プロレス「フィフス・エレメント2022」(3月26日、東京・新木場1stRING)
◆第一試合 ROMANCE DAWNvsレッスルドランカーズ 30分一本勝負
○翔太&高尾蒼馬(9分25秒、雁之助クラッチ)石井慧介&前口太尊●

◆第二試合 ガンジョスペシャル6人タッグマッチ 30分一本勝負
まなせゆうな&HARUKAZE&●YuuRI(9分11秒、79.5MHz)春日萌花○&雪妃真矢&杏ちゃむ

◆第三試合 スペシャルタッグマッチ 30分一本勝負
勝村周一朗&○今成夢人(17分36秒、体固め)入江茂弘&島谷常寛●
※ルー・テーズプレス

◆セミファイナル ガンプロ&チョコプロ連合軍vsパワー・オブ・タイガー 30分一本勝負
●大家健&バリヤンアッキ(16分24秒、片エビ固め)岩崎孝樹&渡瀬瑞基○
※バックドロップ

◆メインイベント スピリット・オブ・ガンバレ世界無差別級選手権試合 60分一本勝負
〈王者〉○高岩竜一(24分33秒、片エビ固め)冨永真一郎●〈挑戦者〉
※雪崩式デスバレーボム。初代王者が3度目の防衛に成功。
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