DEEP二冠王者・大島沙緒里が浅倉カンナに続き山本美憂も撃破。試合後は同門の本野美樹のRIZIN参戦をプッシュ【RIZIN.36】

1R、大島があわやの場面を作る

 3R、山本が左のオーバーハンド、大島の右ミドルは山本がキャッチ。バランスを崩した大島の顔面に山本がヒザを打ち込むが大島はその足を取りに行く。離れてスタンドとなるが、大島は引き込むと下から仕掛ける。山本は離れてスタンドに。大島は右ミドル、左ローには山本がパンチを合わせる。大島はバランスを崩し、倒れるとグラウンドに誘うが山本は付き合わない。スタンドになると大島は右ミドルを飛ばす。山本は左ストレート。距離が詰まり組み付くと山本はなぎ倒すようにテイクダウン。大島は首を取って足を絡め防御。山本は上を取って小刻みなパンチも大島はガードに入れてしのぐ。

 判定は一人目は山本も、残る2人が大島。大島が浅倉カンナに続き、RIZINの常連ファイターを破った。

 試合後のマイクで大島は「正直、負けたかなと思っちゃって、あんまり笑えないんですけど……。ちょっと話したいことがあって。私は3年ほど前にMMAを始めたんですが、そのきっかけを作ってくれたのがAACCにいる、元DEEP JEWELSストロー級暫定王者で東海大柔道部の同期の本野選手です。その背中を追いかけてきたんですが。私がRIZINん出ることになって、悔しいはずなのに、自分のことを応援してくれました。優しいとかそういうことを伝えたいわけではなく、RIZINに出るために彼女は初めて49kgに落として試合をしました。その時に圧倒的な強さを見せて勝っています。友情ごっこではないです。同じ階級になってしまうので、いつか戦ってもいいと思っています。強いのにRIZINに出ていないことが私も思うところがあって。皆さんに本野に注目してもらえればいいなと思うし、私は明確な目標はないんですが、本野と一緒にRIZINに出て活躍することが今の私の目標です」と同門の本野美樹のRIZIN参戦をアピールした。