重岡兄弟の兄・優大が「こいつが横にいなかったら俺はここに立ってない」と弟・銀次朗に感謝の言葉【3150FIGHT】

コーナーに詰めて強烈な左ストレート(撮影・須山杏)

 7R、重岡は圧をかけコーナーに詰めると強烈な左ボディー一発でダウンを奪う。ヒザをついたメンデスはそのまま動けず、重岡のKO勝ちとなった。

 試合後のマイクで重岡は「ちょっと言い訳させてください。銀があんな熱い試合をして、俺、控室で泣きそうになっていて。試合どころじゃなくて。本当はもっとバチバチやりたかったんですが、俺、ウルウルきてたもん。すいません(笑)」と先に試合を行った銀次朗の試合に感動していたことを告白。

 そして「“銀、頑張ったな”と思って感動していた。緊張とプレッシャーはあるのは分かっていたんで、それすらも楽しもうと思っていたが、僕としてはもう反省モードに入っている。もうちょっとうまくやりたかったなと。ああいう相手は難しいのは分かっているが、これからの課題だなと思う。もちろん世界王者を目指して僕たち、小さいころからやってきたが、ここがゴールではない。むしろこれからだな、ここからがスタートだなと思うし、これからもっと強くならなきゃなと改めて今強く思っているので、また頑張ります」と試合を振り返り、早くも“次”に目を向けた。