榊原CEOが朝倉未来vs平本蓮実現の可能性に含み。「クレベル渋滞」の行方は? 混沌のフェザー級戦線【RIZIN】

6・24札幌大会で王座をかけて対戦する王者クレベル・コイケ(右)と挑戦者の鈴木千裕

ケラモフ戦アピールの金原は「クレベル渋滞に並ぶくらいなら」

 もっとも金原は「クレベルが一番強いと思います」と現王者のクレベル・コイケを最強と認めたうえで「クレベルはもう試合が決まっちゃっている。その他では、自分のなかのランク付けだが、ケラモフが一番強いと思っている。この間の堀江くんの試合も見た。堀江くんと練習をさせてもらって強さもすごい分かるし、その堀江くんに何もさせずにああいう勝ち方をする。実質、今一番強いんじゃないかなってパッと思うし、日本人だと僕とやっても意味がないと思う。だったら相手を選ばないケラモフのほうが自分としてはいいのかなと。意味がありますね」とケラモフの名を挙げた理由を改めて説明した。

 そしてケラモフ戦については「進退はかけたいですよね。これ言ったら“また”ってなるけど、本当にもう“もういいかな”っていうのは正直あります。なので、こういう試合がもう一回あるのであるならば、本当に自分の中で、進退をかけて、一番強いやつとやりたい。まあ、覚悟っすよね。自分の選手生命をかけた覚悟」と語る。ケラモフに勝てば当然、クレベル戦も見えてきそうなものなのだが「そこまで先のことは考えていない。やはり“クレベル渋滞”がすごいので。クレベル渋滞に並んで順番待ちするくらいなら、試合が決まってないケラモフとできるなら、やりたい。フェザーで3試合やったので“クレベルとやらせてほしい”という権限はないけど“ケラモフとやらせてほしい”という権限くらいは、それくらいは言えるかなと思っている。試合内容を含めて」と現在のクレベルをめぐる状況を「クレベル渋滞」と表現し、そこまでは考えていないという意思を表明した。