ダイレクトリマッチに不満爆発の王者・大沢文也「ムカついている。メリットがない」【Krush】

静かに闘志を燃やす里見

 大沢はコメントも試合も変幻自在。この「打ち合おうかな」という発言についても「僕、タイトルを取った時、何て言いましたっけ? “今回は打ち合います”と言って、その通りでしたよね。この前の試合は“ドロドロの試合をします”と言って、その通りでしたよね。僕は言ったことはちゃんとやるんで。今回は前に出ますよ……というのも伏線かもしれません」と煙に巻いた。

 また里見の「前回の試合はKrushのタイトルマッチという重みとメインということで動きが悪くなっていた」という発言には「試合の実力が実力だから。練習でいくらうまくできても試合で出せなかったら違うでしょ。違うくない? 試合の実力が一番の実力だからそういうの関係ない」と話の途中に割り込んだうえでバッサリ。

 しかし最後は「勝ちが正義だと思っている。なによりも勝つことが一番だと思っている。ただ、今はちょっと感情的になっている部分もあるし、イライラしているところも正直あるが、それでも里見選手の実力は認めているんで、それを踏まえて完全に仕上げて返り討ちにする」と里見のことを上げたり下げたり最後まで翻弄。大沢のペースのまま会見は終了した。

「Krush.150」(6月16日、東京・後楽園ホール)
〈5月9日発表のカード〉
◆Krushライト級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
大沢文也(王者/ザウルスプロモーション)vs 里見柚己(挑戦者/team NOVA)
※王者・大沢は初防衛戦※

◆Krushフェザー級/3分3R・延長1R
新美貴士(名古屋JKファクトリー)vs 寺田匠(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)

◆Krushフェザー級/3分3R・延長1R
MOMOTARO(OGUNI-GYM)vs 稲垣澪(K-1ジム大宮チームレオン)
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