K-1が開国宣言。カルロス菊田プロデューサー「我々は鎖国主義ではなく、開国路線に舵を切った」

カルロス菊田K-1プロデューサー

 K-1が第2章の幕開けにあたり、今後は国内外を問わず他団体と積極的に交流を持つ開国路線を敷いていくことが分かった。

 K-1は8月12日、都内で「ReBOOT~K-1 ReBIRTH~」(9月10日、神奈川・横浜アリーナ)の追加カード発表会見を行った。その会見後の取材でカルロス菊田プロデューサーが今後のK-1の戦略について「我々は海外に出ていきたいと思っている。日本もソニー、トヨタは外に出て行っているが、日本の企業はなかなか外に出ていかない。外に出て行って外貨を稼いでいかないとうまくいかないと思っている。日本の格闘技界はあらゆる団体や選手が外に出ていく必要があると思う」などと語ったうえで「過去、K-1は他団体と交流をしない鎖国主義的な団体と認識されていたこともあって、今、我々が開国の融和路線に向かっているということをなかなかご理解いただけないというか、その理解が追いついてないというところがある。今後もここについては丁寧に説明していきたいと思う」と今後は他団体と積極的に交流を持つ開国路線を進めていくことを発表した。

 今大会ではRIZIN参戦中の元極真世界王者・上田幹雄(BRAVE)がK-1への電撃参戦を果たすのだが「上田選手はRIZINさんからのレンタル出場。快く送り出していただいたRIZINの皆様に非常に感謝している。K-1によって上田選手の価値が上がっていけば、RIZINさんにもメリットが大きいと思う。これから積極的にK-1もRIZINさんに選手を派遣することも考えていきたいと思っている」とこの開国路線の一つの成果であることを明かした。

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