Vol.53 山本光汰 (KID PHENOMENON)インタビューシリーズ〈 LDH バトン ~夢~ i CONZ 第二章特集〉

撮影・堀田真央人

EXILE、三代目J SOUL BROTHERSらが所属するLDH JAPANは、音楽やダンスだけでなく、 映画や芝居、アパレルや飲食なと、さまざまなプロジェクトを通じて「Love, Dream, Happiness」のメッセージを届けています。【LDH バトン】では、LDHに所属するアーティスト やタレント、アスリートたちに、Dream(夢)について聞いていきます。
今回登場するのは、8月23日にシングル『Wheelie』をリリースしデビューを果たしたKID PHENOMENONの山本光汰さん。幼い頃からミュージカルと英語を学ぶも、「EXPGで大きな挫折を味わった」と言う山本さんの夢の叶え方とは?

 

「歌って舞台に立つ人になりたかった」


―― 子どもの頃、どんな夢を持っていましたか?
3歳くらいからミュージカルをやっていたので、歌って舞台に立つ人になりたかったです。

―― その頃どんな子だったんですか?
お母さん曰く、「テレビで流れる音で踊るのが大好きな活発な子」だったみたいです。当時は英語レッスンを受けながらミュージカルをやっていたので、その影響で子どもの時からすでに海外カルチャーや海外アーティストに興味を持っていました。

――アーティストになりたいと思うようになったきっかけは?
候補生になれるEXPG(LDH JAPANが運営するダンススクール)の新人発掘オーディションを受けて、それに挫折したことです。自分の実力のなさを知ったことで現実と向き合えるようになったし、何よりスクール生時代は周りもレベルの高い人たちばかりだったので、たくさんの刺激を受けました。その中には今、アーティストとしてデビューされている先輩もいます。EXPGに入った当初からLDHの先輩方に憧れていたので、「歌って踊れるアーティストになりたい」とずっと思っていました。これは確か中学1〜2年生の時だったと思います。大きな挫折を味わったからこそ、アーティストになりたい意欲が増しました。

―― アーティストになる夢を達成するために頑張ったことは?
歌は小さい頃からずっとやっていたけど、EXPGに入ってから本格的にヒップホップダンスを始めるようになって、そこから歌やダンスだけではなく、楽曲制作やアートにも関心を持つようになりました。どれも自分が好きで自主的に取り組んでいたので、今振り返ると好きなことしかやってこなかったタイプだと思います。でも、それが功を奏し、こうやってデビューを掴めたので、自分の“好き”を深掘りしていく作業は今後も続けたいと思います。好きなものにどれだけ興味を持てるかっていうのは、すごく大事なことだと思うんです。

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