EXILE TAKAHIRO“誕生の地”日本武道館で初の単独ソロライブ「今度は僕が連れてきます」

 

 EXILE TAKAHIROが21日、単独ソロとしては初となる日本武道館公演「EXILE TAKAHIRO 武道館 LIVE 2023“EXPLORE”」を開催した。ソロデビュー10周年の集大成ともいえる最新アルバム『EXPLORE』を携えての公演で、リード曲「Unconditonal」を筆頭に、2018年からのソロ楽曲、さらにライブツアーでEXILE RESPECTとして披露してきたEXILE楽曲「Choo Choo TRAIN」「Everything」「Lovers Again」「Ti Amo」などメドレーを含む全23曲を披露し、9000人を魅了した。

 定刻の18時30分をまわったところで、TAKAHIROが登場。最新アルバムのタイトル曲のロックチューン「EXPLORE」でセットをスタートすると、モニターに足をかけて、熱い視線と歓声を浴びながら歌唱。ドラムが刻むリズムに合わせてフラッグが細かく振られるなか、「YOU are ROCK STAR」でたたみかけた。おなじみの「Choo Choo TRAIN」をEXILE RESPECTバージョンで披露。ホーンを取り入れたアレンジメントで聴かせつつ、オーディエンスにマイクを向けたり頭の上で大きく手を打って盛り上げ、そのまま「Everything」と続けた。

 
 エモーショナルに歌い上げたかと思えば、ユーモアたっぷりのMCで笑わす。

 日本武道館は“EXILE TAKAHIRO”の「誕生の地」であり「原点」。2006年9月22日にTAKAHIROのEXILE加入が決定した場所だ。途中のMCで「なぜ明日日本武道館じゃなかったのかといえば、諸事情あって……。やっぱりね、1日前にライブでこうしてみなさんとお会いして……新たな自分と出会った新しい姿で明日を迎えようじゃないかと……いま思いつきました」と、お茶目な笑顔。

 また「17年前の今日は僕もみなさんと同じEXILEファンの一員でした。武道館で選ばれる一日前なので、ドキドキしながら過ごしていた記憶があります」としみじみ。この日のセットリストには、大好きだというEXILE第一章の曲も登場した。

「Lovers Again」「Ti amo」を情感たっぷりに歌い上げたあとは、TAKAHIRO本人が「一番好きと言ってもいい」というアルバム『EXILE LOVE』の収録曲「Beautiful」で会場の雰囲気をがらりと変えた。それまでじっとTAKAHIROの歌う姿を見つめていたオーディエンスは、すっと立ち上がってフラッグを振ってともに歌った。

「変わらないモノ」の最後では「これからも変わらず皆さんに歌を届けていきます」とメッセージを添え、MCを挟んで、本編を「Unconditional」で締めくくった。


 アンコールを求めるオーディエンスのTAKAHIROコールが続いて、再登場して歌い始めたのはEXILEに選ばれた日に歌った「運命のヒト」。そして「もっと強く」を歌い上げると、TAKAHIROは「EXILE楽曲、そのほかの楽曲もたくさんお届けし続けられるようにこれからも大切に心を込めて歌っていきたいと思います」と誓った。

 TAKAHIR0は「みなさんにこの日本武道館のステージに連れてきていただきました。次は僕がみなさんを連れてきます」と挨拶して、ラストは最新アルバムの収録曲「Spotlight ~光の先へ~」。作詞を清木場俊介、作曲をEXILE ATSUSHIが手掛けた曲で、今年4月から行っていたツアー「EXILE TAKAHIRO LIVE TOUR“TAKAHIRO 道の駅 2023”~Road to EXPLORE~」のオープニングで歌ってきた曲だ。TAKAHIROは、気持ちを整えるように目をつぶってゆっくりと見開くと一節を歌った。それを何度も繰り返しながら想いのこもった楽曲を大切に歌い上げた。

 この日はまた、12月26日にソロライブ「EXILE TAKAHIRO CHRISTMAS LIVE 2023 ~EXPLORE~忘年会」(東京国際フォーラム)を開催することも発表した。

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