金原正徳がクレベル戦に決意「自分にムチ打って“最後になってもいい”と思うくらいで取り組んできた」【RIZIN.44】

勝利へ向けての決意の言葉を口にした金原

「自信がなくなるから見ないようにした」ということについては「自分は動画を見て対策を練るタイプではない。今までそんなに嫌だなと思ったことはない」と前置きしつつも「改めてクレベルの映像を見返すと強いなという言葉しか出てこない。若かったころは勢いで“余裕”とか言っていたが知っていることが増えて、クレベルの強さを改めて感じているし、ちょっと今までではない経験。今まではあんまりこういう感情になることはなかった。今までは“成り上がっていこう”とか“上にいってやろう”という気持ちのほうが強かったからネガティブ要素はあまりなかった。いろいろ知ることによって改めてクレベルの強さが強く輝いて見えますよね」と改めてクレベルが特別な存在であることを語った。

 試合については「みんなが思っているような展開なのか、自分の思う展開なのか、クレベルが思う展開なのか予想できないことではある。負けるパターン、勝つパターンを考え練習を重ねてきた。どの状況になってもいつも通りにできたらいい。パニックにならないように。テイクダウンもされバックも取られるかも。そのなかでもちゃんとした対応を焦らずに、投げ出さずにやりたい」という見立て。

 これまで「キャリアの集大成」「答え合わせ」といった言葉を口にしていたのだが「本当に言い方はよくないかもしれないけど今までの3選手とはレベルが違う。そのなかで試合にかける思いや熱量が今までと全然違う。自分の持っているものを、いいパフォーマンスができれば負けない自信があった。今回、それだとクレベルには勝てない。ケガしても何してもいいから、一種懸命頑張ってコンディショニングってよりも、自分の今まで持っている120%に仕上げていかない限りは勝てない。自分にムチ打って“最後になってもいい”と思うくらいで取り組んできたつもり。最後にするつもりはもちろんない。培ってきたものを全部出し、格闘技しかやってこなかった自分が格闘技で強い奴に負けてしまうと、自分がやってきたものの否定になる。自分を肯定するために勝たなければ。それが答え合わせ」などと語った。

「RIZIN.44」(9月24日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)
◆第10試合 RIZIN MMAルール:5分 3R(66.0kg)
クレベル・コイケ(ブラジル/ボンサイ柔術)vs 金原正徳(リバーサルジム立川ALPHA)

◆第9試合 RIZIN MMAルール:5分 3R(66.0kg)
牛久絢太郎(アメリカン・トップチーム/K-Clann)vs 萩原京平(SMOKER GYM)

◆第8試合 RIZIN MMAルール:5分 3R(71.0kg)
スパイク・カーライル(アメリカ/Kings MMA Anaheim / Treigning Lab)vs 堀江圭功(ALLIANCE)

◆【試合中止】 RIZIN MMAルール:5分3R(120.0kg)
スダリオ剛(HI ROLLERS ENTERTAINMENT / PUREBRED)vs トッド・ダフィー(アメリカ/American Kickboxing Academy)

◆第7試合 RIZINキックボクシングルール:3分3R(70.0kg)
安保瑠輝也(MFL team CLUB es)vs 宇佐美正パトリック(Battle-Box)

◆第6試合 RIZIN MMAルール:5分3R(66.0kg)
中原由貴(マッハ道場)vs 白川陸斗(トライフォース赤坂)

◆第5試合 RIZIN MMAルール:5分3R(66.0kg)
摩嶋一整(毛利道場)vs 横山武司(teamセラヴィー/スウェルズ柔術ジム)

◆第4試合 RIZIN MMAルール:5分3R(57.0kg)
福田龍彌(MIBURO)vs 山本アーセン(KRAZY BEE/SPIKE22)

◆第3試合 RIZIN MMAルール:5分3R(61.0kg)
中島太一(ロータス世田谷)vs 岡田遼(パラエストラ千葉)

◆第2試合 RIZIN MMAルール:5分3R(120.0kg)
シビサイ頌真(パラエストラ東京/巌流島)vs ヤノス・チューカス(ハンガリー/GK1 striking/GB topteam)

◆第1試合 RIZIN MMAルール:5分3R(57.0kg)
征矢貴(パラエストラ松戸)vs ラマザン・テミロフ(ウズベキスタン/Muradov legion team)
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